樹木の冬芽と葉痕　タ〜ト

冬芽は冬の時期に枝の先や途中についている葉や花の芽のことをいい、毛で覆われたもの、芽鱗（がりん）で覆われたもの、副芽という予備の芽を持ったものなど色々な形があります。 　アカメガシワやムラサキシキブなどのように小さな葉の形をした裸芽（らが）や、コナラやタブノキなどのように魚のうろこのようなもの（芽鱗）に包まれているものがあります。葉芽と花芽がいっしょに入っているものを混芽といいます。 　さらに、葉柄がついていたあと（葉痕）やその中の維管束痕の形も様々で、落葉樹では木の名前を調べるときに役立ちます。 参考サイト　冬芽と葉痕集　愉快な冬芽・葉痕達

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タカノツメ	卵形。緑褐色の芽鱗に包まれる。芽鱗のふちには細毛。葉痕はV字形で冬芽をとりまく。維管束痕は5〜9個。
タチバナモドキ
タニウツギ	卵形。芽鱗は褐色で7〜8対。葉痕は腎臓形〜三日月形。維管束痕は3個。
タブノキ	枝先に1cmぐらいの赤みを帯び、多数の瓦を重ねたような鱗片に包まれた冬芽が一つだけつく。鱗片のふちには黄褐色の毛がある。
タマミズキ	頂芽は1mmほどの低い半球形。葉痕は半円形、維管束痕は1個。
タムシバ	花芽には毛があるが、葉芽は無毛。
タラノキ	円錐形。頂芽は大きく、側芽は小さい。葉痕はV字〜U字形。維管束痕は30〜40個。
タラヨウ	円錐形で長さ3〜５mm。葉腋には丸い花芽がつく。
ダンコウバイ	葉芽は楕円形。花芽は直径4〜6mmの球形。葉痕は半円形。維管束痕は1個または3個。
タンナサワフタギ	卵形。長さ約2mm。褐色で無毛。芽鱗は数個。葉痕は円形で維管束痕は1個。
チドリノキ	長さ5〜10mmの卵形で先はとがり、紫紅色。芽鱗は9〜13対で、基部には毛がある。頂芽はふつうできず、枝先に仮頂芽が2個並ぶ。葉痕はV字形またはU字形で、維管束痕は3個。
チャノキ
チャボガヤ
ツクバネガシ
ツタ	円錐形で先端は尖る。長さ１〜２mm。葉痕はほぼ円形。
ツタウルシ	冬芽は裸芽で、先端はやや尖る。頂芽は側芽より大きい。葉痕は心形または腎形。
ツヅラフジ	隠芽で少し顔をだす。副芽がある。
ツルアジサイ	頂芽は大きく、長さ1〜1.5cmの紡錘形。側芽は5〜8mm。葉痕は三日月形。
ツルウメモドキ	大きな芽には花芽と葉芽が入る混芽となる。枝から直角に出る。
ツルグミ	冬芽は鱗状の毛が密生。葉痕は半円形で維管束痕が1個
ツルシキミ	冬芽は小さく先は長くとがる。
ツルマサキ	冬芽は卵形。芽鱗は多数。側芽は対生する。
テイカカズラ
トキワサンザシ
トチノキ	頂芽は大きく、側芽は小さい。芽鱗痕は環状、葉痕は倒卵形、維管束痕は5〜9個。
トベラ

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