落葉小低木 北海道、東北地方、中部地方以西の日本海側〜九州の山地の上部の林内に生える。幹の下部は匍匐し、上部は立ち上がって高さ50cmほどになる。果実は12月頃赤くなる。 葉や花、果実などはミヤマシキミとほとんど同じ。花期は4〜5月。 学名は、Skimmia japonica var. intermedia f. repens ミカン科ミヤマシキミ属 ミヤマシキミ 「常緑低木。本州(関東地方以西)四国、九州の林内。高さ1〜1.5mになる。樹皮は灰色。若い枝は緑色。葉は互生。葉身は長さ6〜13cm、幅1.5〜5cmの倒卵状長楕円。先は鈍く、基部はくさび形。ふちは全縁。革質で表面は光沢があり、裏面には透明な油点がある。葉柄はすこし赤紫色を帯びる。雌雄別株。枝先に円錐花序だし、香りのある白い花を多数つける。花は直径約1cm。花弁は4個。長さ4〜5mmの長楕円形。雄花の雄しべは4個で直立する。雌花には退化した雄しべがあり、子房は球形、柱頭は平たく、浅く4〜5裂する。萼は浅く4裂する。萼や花柄、花序の軸などは赤紫色。果実は核果。直径5〜8mmのほぼ球形、12〜2月に赤く熟す。核は長さ6〜8mmのほぼ広卵形で、先はとがる。」 |
▼2014年4月19日 雌花 東出雲 | ▼子房は球形、柱頭は4裂する。 | ▼雌花はまばらにつく。 |
▼花は直径約8mm。 | ▼雌しべと退化した雄しべがある。 | |
▼平たい柱頭は4裂する。 | ▼葉の先端部に浅い鋸歯がある。 | |
▼2014年4月19日 雄花 東出雲 | ▼雄花は密集してつく。 | |
▼花は直径約8mm。 | ||
▼雄しべと退化した雌しべがある。 | ||
▼枝は地を這って伸びる。 | ||
▼2010年4月10日 雌花 宍道 | ▼柱頭が目立ち、雄しべは退化している。 | |
▼柱頭が4裂している。 | ▼雌花はまばらにつく。 | |
▼雄花は密集してつく。 | ▼雌しべは退化している。 | |
▼2007年4月8日 雄花 枕木 | ||
▼2004年4月4日 雄花 西尾 | ||
▼2005年4月17日 雄花 西尾 | ||
▼2015年3月17日 蕾 鹿島 | ||
▼幹の下部が地面を這っている。 | ||
▼2013年3月7日 果実 西尾 | ▼果実は直径約10mm。 | |
▼核が2個あった。長さ約6mm。 | ▼葉は長さ約10cm。 | |
▼葉の先端部には小さな鋸歯がある。 | ||
▼落射照明のみ。油点がある。 | ▼透過照明のみ。透明な油点が透けて見える。 | ▼落射と透過併用。透明、不透明な油点がある。 |
▼2003年10月12日 果実 上来待 | ||
▼2004年10月24日 果実 朝日山 | ▼下部の幹は地を這っている。 | |
▼2004年9月11日 若い果実 朝日山 | ||
▼下部の幹は地を這っている。 | ||
▼2013年2月28日 冬芽 宍道 | ▼葉痕。 | |
▼蕾。 | ▼樹皮。上部の若い幹は緑色。 | ▼下部の樹皮は灰色。 |
▼2011年2月23日 冬芽 玉湯 | ||
▼裏面には油点がある。 | ▼2月26日 | |
▼2008年3月15日 先端に浅い鋸歯がある。 枕木山 | ▼裏面には油点がある。 | |
▼冬芽の先はとがる。 | ||
▼2005年11月26日 蕾 八雲 | ▼2004年3月13日 法吉 | |