2020-4-15 八雲町矢谷〜秋吉への旧道 |
2020年4月15日(水) | 八雲町矢谷〜秋吉への旧道 |
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今日は、八雲町矢谷から秋吉への山越えの旧道を確認しようと八雲町へ出かけました。 春になりいろいろな花が咲きだしていました。舗装道路の脇に小さな白い花が咲いており、ノミノツヅリのようですが、松江市近辺にはないとされています。最近の情報では、道路脇など乾燥したところに生える帰化植物が疑われるネバリノミノツヅリがあるそうです。萼にまばらに腺毛があるのみで、不確かですが、ネバリノミノツヅリとしておきます。またカスマグサとヤハズエンドウが並んで咲いていたので、写してみました。ノミノハゴロモグサの様子を見ると、ロゼット状に越冬した姿が見られました。 |
八雲町 ハナイカダ(芽吹き) |
八雲町 トキワイカリソウ |
八雲町 ムクロジ(葉痕) |
八雲町 ニガキ(芽吹き) |
八雲町 ネバリノミノツヅリ |
八雲町 ツタバウンラン |
八雲町 カスマグサ |
大庭町 ノミノハゴロモグサ |
2020年4月15日(水) | 八雲町矢谷〜秋吉への旧道 |
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昭和22年発行の旧版地形図を見ると、八雲町熊野の矢谷から八雲町西岩坂の秋吉へ、山越えの径が描かれています。以前2018.8.13に、また2018.8.27には秋吉から谷を上がっていますが、最後に谷を間違えてしまい、稜線まで上がれなかったので、再度矢谷側から上がってみることにします。 矢谷の谷の最奥の民家の先から広い作業道を川沿いに上がり、山へ入って20分ほど行くと作業道が狭くなってきます(11:11)。少し上がるとさらに径は細くなり、谷の分岐を左へと進んで、20分ほど行くと(11:30)、少し藪になってきます。マタタビの蔓や低木の枝が伸びていますが、そこを通り過ぎると、また川沿いに踏み跡が続いています。 5分ほど川沿いを上がると(11:40)、谷の分岐があり、右の谷の奥には滝が見えています。正面の谷へ直進しますが、谷は急斜面で、上がるのには息が切れます。斜面には踏み跡のようなものは見られませんでした。谷が終わると、さらに斜面は急になり、木につかまりながら上がっていきます。中ほどまで上がると、獣道なのか、斜面を横切って上がる細い踏み跡がありました。その踏み跡もやがて消えてしまいましたが、すぐ上に見える稜線に向かって上がりました。稜線を挟んだ両側は背の高い笹が密生しており、稜線を南へ広瀬へのルートを確かめたかったのですが、それは諦めました。 稜線から秋吉へ下る斜面は、背の高い笹が密生して、踏み跡などは全く見えません。笹に覆われた斜面を下ってみますが、急斜面でとても笹の中を下りられそうにありませんでした。途中から右へ周ってみると、笹の中で稜線からは見えませんでしたが、藪の中に尾根が見えました。尾根は傾斜も幾分か緩やかで、笹もなくなり、なんとか下りられそうです。しかし、尾根には径の跡らしきものは感じられませんでした。やがて尾根は急斜面になって、枝につかまりながら、谷に下りてきました。 下りてきた谷は、左右の谷の合流点となっており、左(東)の谷へ上がり、稜線へ上がるルートがないか探してみましたが、踏み跡などはありませんでした。(旧版地形図を見ると、秋吉側へは尾根を下がっているようなので、今回の尾根で良かったのかも知れません。) 谷の合流点まで引き返し、川沿いの植林地内を下がっていきますが、ここは昔は谷沿いに棚田が造られていた場所のようで、段差のある石垣が残っており、下りられる場所を探しながら下がっていきます。 水田跡の植林地内を過ぎると、概ね川沿いに径があり、川を何度か左右に渡って行くと、砂防ダムへ下りてきます。砂防ダムを周って、川平堰堤から下がっていくと秋吉地区の集落へ出てきました。 |
八雲町矢谷 10:42 最奥の民家の奥から谷を上がる。 | 10:52 畑の脇を抜け、山へ入る。 | 10:55 |
八雲町矢谷 11:03 左へ分岐があるが、直進する。 | 11:09 橋を渡る。 | 11:11 径は細くなり、上がって行く。 |
八雲町矢谷 11:12 さらに径は細くなる。 | 11:13 川沿いに径は上がって行く。 | 11:20 右へ分岐があるが、左へ直進する。 |
八雲町矢谷 11:22 | 11:24 谷の分岐を左の谷へ行く。 | 11:26 川を渡る。 |
八雲町矢谷 11:29 川を渡る。 | 11:30 前方が藪になる。 | 11:35 藪を抜けるとまた踏み跡がある。 |
八雲町矢谷 11:37 川沿いに上がって行く。 | 11:40 谷の分岐を直進する。 | 右の谷の奥には滝がある。 |
八雲町矢谷 11:41 急傾斜の谷を上がる。 | 11:44 急傾斜の谷に踏み跡はない。 | 八雲町矢谷 11:52 谷が終わり、急斜面の上に稜線が見える。 |
11:58 獣道が斜面を上がっている。 | 12:05 もうすぐ稜線に上がる。 | 八雲町矢谷 12:11 笹が密生する稜線に上がった。 |
木々の間から星上山が見える。 |
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八雲町秋吉 12:19 反対側の斜面も笹が密生する。 | 12:26 斜面は超急傾斜で、右へ周る。 | 12:37 右へ周ると尾根が下がっている。 |
八雲町秋吉 12:42 尾根が明るくなる。 | 12:46 尾根が滑り落ちそうな急傾斜になる。 | 12:49 急傾斜を下りる。 |
八雲町秋吉 12:51 谷が見えてきた。 | 12:55 下りてきた尾根を振り返る。 | 谷の合流点に下りてきている。 |
八雲町秋吉 11:57 左(東)の谷へ上がってみる。 | 12:58 | 13:01 |
八雲町秋吉 13:11 このあたりから谷を上がったかもしれない。 | 13:23 合流点に帰り、谷を下がる。 | 13:27 植林地内を下がる。 |
八雲町秋吉 13:30 棚田の跡の石垣が残っている。 | 13:33 川を何度か左右に渡る。 | 13:36 |
八雲町秋吉 13:42 | 13:46 | 13:50 川沿いに径がある。 |
八雲町秋吉 13:55 | 13:57 径がはっきりしてきた。 | 13:58 砂防ダムへ下りてきた。 |
八雲町秋吉 14:03 砂防ダムを周っていく。 |
14:05 川平川砂防堰堤の前を過ぎる。 |
14:11 下りてきた谷を振り返る。 |
八雲町秋吉 ひとよしさん(休み石) | 昭和22年発行旧版地形図 |
2020年4月15日(水) | 八雲町西谷〜矢谷への旧道 |
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秋吉へ下りてから、矢谷へ帰るのには、同じ径を帰るのが近いですが、再度、急な山を越える気は起こりません。市道を大回りして帰るのは距離が長く、下村と桑上の間の桑並川の西谷橋から谷を入って山を越える旧道が距離が短くなるので、この山越えの旧道を通って帰ることにしました。(橋の名前から、ここは西谷というのでしょう。) 西谷橋から作業道を山へ向かって15分ほど進むと、広い作業道が終わり、少し狭くなった作業道が右前方へ上がっています。6分ほど上がると、作業道は左へ曲がり、細い径がまっすぐ続いていますが、ぬかるんだ湿地のような状態で、避けるように山際を通って上がりました。谷には笹などが多いですが谷の奥へ向かい、右手の斜面を稜線へ向かって上がります。斜面を上がると、竹林となって稜線の鞍部が峠になっています。 峠を越え笹原の斜面を5分ほど下がると、円形の石垣に囲まれた穴がありますが、なんなのか検討がつきません。ここから谷は細くなり、径らしきものはありません。しばらく細い谷を下がると、小さな径が現れ、前方に民家が見えてきます。民家の間の細い道を抜けると、矢谷の集落の舗装道路に出てきました。 |
八雲町西谷 14:43 西谷橋から谷へ入る。 | 14:47 | 14:49 |
八雲町西谷 14:54 | 14:57 | 14:58 広い作業道の終点から右へ上がる。 |
八雲町西谷 15:02 | 15:03 | 15:04 作業道は左へ、小さな径を直進する。 |
八雲町西谷 15:08 谷を上がる。 | 15:10 谷の奥から斜面を上る。 | 15:11 稜線へ上がる。 |
八雲町矢谷 15:13 峠は竹林になっている。 | 15:14 峠を越えて、笹原の斜面を下がる。 | 15:16 |
八雲町矢谷 15:19 円形の石垣がある。 | 15:21 細い谷を下る。 | 15:24 谷に径はない。 |
八雲町矢谷 15:27 やっと小さな径があった。 | 15:28 民家が見えてくる。 | 15:29 民家の裏へ出てくる |
八雲町矢谷 15:31 出てきた民家を振り返る。 | 昭和22年発行旧版地形図 |