越年草 ヨーロッパ〜西アジア原産で、北アメリカやオーストラリアにも帰化している。灰色を帯びた茎は斜上または直立し、高さ4〜10cmで、基部から分岐する。葉は短い葉柄があって互生し、灰緑色で毛があり、長さ6〜9mmで、掌状に3深裂し、各裂片はさらに細裂する。葉柄基部には托葉があり、これも掌状に中裂する。春に葉腋に花弁のない黄緑色の小さい花を着ける。別名イワムシロ。花期は5〜6月。(日本帰化植物写真図鑑) 花は0.6〜0.8mmと小さい。葉は茎を取り巻く托葉と合着する。花は花弁がなく、開花時には萼筒の先に広卵形の4萼片が斜上する。雌しべ1個、雄しべ1〜3個。 学名は、Alchemilla arvensis バラ科ハゴロモグサ属 |
▼2019年6月20日 大庭 | ▼托葉に囲まれて花序がある。 | |
▼葉柄は茎を取り巻く托葉に合着する。 | ▼葉は長さ約5mm。 | |
▼裏面。 | ▼托葉に囲まれて花序がある。 | |
▼托葉に囲まれた花序。 | ||
▼花弁はなく、萼筒の先に萼片が4個ある。 | ▼萼片を広げると、雌しべと柱頭がある。 | ▼穴の中から雌しべが伸びている。 |
▼萼筒・萼片は長さ約1.5mm。 | ▼果実が1個あり、長さ約0.9mm。 | |
▼高さは5cm程度。 | ||
▼2019年6月25日 大庭 | ▼葉柄の基部に托葉が合着する。 | ▼托葉に囲まれて花序がある。 |
▼萼片を含めて萼筒は長さ約1.5mm。 | ▼雌しべは子房の基部から出ている。 | |
▼若い果実、雌しべが残っている。 | 高さは約3cm。 | |
▼2020年5月11日 殿 | ▼托葉に包まれた中に花序がある。 | |
▼2020年4月15日 大庭 | ▼ロゼット状態で冬を越える。 | |
▼2023年4月9日 花をつけてきた。 千鳥 | ||
▼2023年3月20日 殿 | ||