つる性多年草 地中海原産。観賞用に大正年間に入り、ロックガーデン等に植えられたが逸出野生化して、北海道、本州で道ばたや住宅地の石垣のすき間などに生えている。全株無毛平滑。茎は糸状で地上を這い、分岐して節から不定根を出し、長さ10〜40cmほどになる。葉は長い柄があって、円形〜扁円形で掌状に5〜7浅裂。先は微凸形。互生。花は長い柄があって葉腋に単生する。花冠は白色〜淡青色で暗紫色のすじがあり長さ7〜9mm、上下2唇に分かれて、上唇はさらに2裂して直立する。花冠の後部は距となって突出。果実は球形で長い柄で下垂する。花期は夏。(日本帰化植物写真図鑑) 果実(さく果)は径5~6mmの球形,長柄によって下垂,熟すと裂ける.種子は径1mm弱,黒色~褐色で不規則なしわを持つ。(侵入生物データベース) 学名は、Cymbalaria muralis オオバコ科ツタバウンラン属 |
▼2017年6月5日 玉湯 | ||
▼葉腋から長い花柄を出す。 | ▼花冠の後ろに距がある。 | ▼花冠は距を含めて長さ約1cm。 |
▼葉は直径約3cm。 | ||
▼葉は5〜7浅裂する。 | ▼葉の裂片の先は微凸。 | |
▼2019年7月17日 八雲 | ||
▼花の後部に距がある。 | ▼葉腋から長さ約2cmの花柄を伸ばす。 | ▼花冠は距を含めて長さ約1cm。 |
▼花冠は幅約8mm。 | ||
▼茎は地上を這って伸びる。 | ||
▼2020年4月15日 八雲 | ||
▼2009年11月22日 玉湯 | ▼花冠の後部には距がある。 | |
▼葉は5〜7浅裂。 | ▼葉の裂片の先端は微凸形。 | |
▼2009年6月14日 玉湯 | ▼花冠の後部には距がある。 | |
▼2017年6月12日 若い果実 玉湯 | ▼果実は長い果柄で垂れ下がる。 | |
▼若い果実は直径約5mm。 | ▼果実には2室ある。 | |
▼若い種子は直径約1mm。 | ▼種子には多くのひだがある。 | |