八雲町 |
2018年6月14日(木) | 八雲町 |
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今日は、以前に見ているコゴメバオトギリやハナウドの様子を確認に八雲町へ出かけました。 途中の河原を歩いていると、イボミキンポウゲらしい黄色い花が咲いています。他の場所で見るイボミキンポウゲは果実表面のいぼがはっきりわかるのですが、果実がまだ若い状態のためなのか、6倍のルーペで見てみても、いぼがほとんど見えません。写した写真や顕微鏡での拡大画像からいぼが確認できる程度です。葉の様子や果実が2mmほどの状況からイボミキンポウゲで間違いないと思われるし、またFlora of North Americaにある「achenes 15-35 per head, 2-3 × 2-3 mm, faces sparsely papillate or sometimes smooth,」を「表面はまばらに乳頭状突起があり、時に(突起がなく)滑らか) 」と解釈すれば、いぼが不明瞭なことも理解できますが、この川原で見かけるイボミキンポウゲは他の場所で見かけるものとは、違う系統なのかもしれないと考えたりしてしまいます。 コゴメバオトギリは黄色い花をつけていましたが、以前に見かけた時よりも、株の数が減っているようです。今年だけの状態なのか、今後の状況が気になります。 アワブキの花の確認にも向かいましたが、今年も花の時期を過ぎてしまい、数個の花しか残っていませんでした。なかなかうまい具合には時期があいません。 谷沿いの河原にあったハナウドは、最近では5年前に確認していますが、今年は1本も花をつけていませんでした。完全に消滅したのかどうかは、来年以降に確認しないといけません。また以前に見かけ、その後観察していない場所を立ち寄ってみると、2株ほどが花をつけていました。まだ開発されるような場所ではないのですが、株数が少ないので、今後が心配です。 |
八雲 イボミキンポウゲ |
八雲 コゴメバオトギリ |
八雲 オトコオミナエシ(若苗) |
八雲 アワブキ |
八雲 ハナイカダ(果実) |
八雲 ニンジン |
八雲 ハナウド |