2013年5月16日の日記 |
2013年5月16日(木) | 大東町〜八重山 |
---|
今日は去年の秋に見たキク科の幼植物の様子を見に八重山に向かうことにしました。 八重山へは大東側の林道から上りましたが、林道沿いにはいろいろな草木が生えていました。ツメクサを今年は写そうと思いながらも、探して写すこともしませんでしたが、ちょうどこの道端に生えていました。花を探しましたが、開花している株は見つかりませんでした。現場では20倍ルーペでは種子の突起の確認は難しいですが、なんとか刺々している感じが見えました。 大きな葉をつけたクロモジがあり、葉の長さが12cmくらいあるので、オオバクロモジかなと思いながら写しました。ただ小さな葉も混じるので、クロモジとしておきました。 細い枝に咲くコバンノキの花は何度写しても、うまく写ってくれません。曇り空のために、よけいに手振れやピンぼけの写真ばかりになりました。 昨年秋に見たキク科の幼植物は茎が立ち上がってきていましたが、まだなにかと判断できませんでした。夏以降の花を待ちたいと思います。 林道脇に見たこともない背の高いイネ科の植物を見つけました。葉は小さく、根生葉はなく、花序の形から図鑑を見ても似たものがありませんでした。帰化植物ではないかと、問合せてみると、なんとササ類の花ということでした。こんな背の高いササの花を見るのは初めてでした。多分チマキザサなどの花なのだと思います。 ヤマボウシの若い果実を写しました。図鑑を見ると総苞片の長さが3〜8cmとなっていますが、この木のものは1.8cmくらいしかないので、ちょっと変です。 山を下りる林道脇に白い花を咲かせた樹木がありました。花の様子、複葉の葉などからマルバアオダモでしたが、花が高い場所にあるので、よく観察ができませんでした。先日見つけたものは、花が散るようなものだったので、今回なんとか近づけないかとウロウロしましたが、だめでした。 山を下りて県道脇に紫色のムラサキツメクサに混じって白い花が咲いていましたが、セッカツメクサと呼ばれる白花品種でした。また側溝脇に背の低い草がたくさん並んでいましたが、よく見るとノミノツヅリでした。萼や果柄に腺毛が多いので、ネバリノミノツヅリと呼ばれるものですが、舗装道路の脇などでよく見かけます。普通のノミノツヅリには松江ではまだ出会えていません。 |
玉湯 ネバリノミノツヅリ |
玉湯 アキグミ |
玉湯 キツネノボタン(果実) |
大東 タニウツギ |
大東 ツメクサ(果実) |
大東 ムラサキサギゴケ(果実) |
大東 ノミノフスマ(果実) |
大東 カマツカ |
大東 クロモジ(果実) |
大東 コバンノキ |
大東 何でしょう? |
大東 ニシキゴロモ(果実) |
大東 ムラサキニガナ |
大東 アキチョウジ |
大東 チマキザサ |
大東 ヤマボウシ(果実) |
大東 ホオノキ |
大東 マルバアオダモ |
大東 ツルカノコソウ(果実) |
大東 ネバリノミノツヅリ |
大東 シロバナアカツメクサ |
大東 フキ(斑入り) |
宍道 シバ |
地 図 |