落葉高木 北海道〜九州の平地から山地まで、日当たりのよいところにふつうに見られる。高さ5〜15mになる。樹皮は暗灰色。枝は灰褐色。円形の皮目が多い。若い枝には腺毛がある。葉は対生。長さ10〜20cmの奇数羽状複葉。はじめは葉軸と葉柄に微細な毛と短い腺毛がある。小葉はふつう1〜2対、まれに3対あり、長さ5〜10cm、幅1.5〜3.5cmの卵形で、先端はとがり、基部はゆがんだ広いくさび形。裏面の主脈沿いには白い毛がある。雌雄別株。新枝の先に円錐花序を出し、白い花を多数つける。花序には腺毛がある。花冠は4全裂し、裂片は長さ6〜7mmの線形。雄花には2個の雄しべがあり、両性花には雌しべが1個と雄しべが2個ある。果実は翼果。長さ2〜2.7cm、幅4〜5mmの倒披針形。花期は4〜5月。 冬芽の頂芽は長さ4〜6mmの広卵形で、頂生側芽を伴う。芽鱗は1〜2対見え、微細な粉状毛に覆われる。葉痕は半円形。(樹に咲く花) 学名は、Fraxinus sieboldiana モクセイ科トネリコ属 よく似たアラゲアオダモは葉の鋸歯が明瞭。 |
▼2016年4月25日 雄花 西持田 | ||
▼花冠は長さ約6mm、4全裂、雄しべは2個。 | ▼小葉は2対が多い。 | |
▼葉は葉柄を含めて長さ約12cm。 | ▼葉の縁に小さな低い鋸歯がある。 | ▼葉軸に細毛が有り、小葉の基部は不相称。 |
▼若葉の葉柄や葉軸に細毛や腺毛がある。 | ▼葉裏面の主脈沿いに白毛がある。 | |
▼主脈の白毛。 | ▼葉は対生する。 | |
▼2013年5月16日 雄花 大東 | ||
▼2013年5月13日 雄花 東出雲 | ▼花期を過ぎた花。 | |
▼花冠は4全裂、雄しべは2個。 | ||
▼葉は奇数羽状複葉、小葉は2〜3対。 | ▼小葉2対の葉は葉柄を含め長さ約13cm。 | ▼葉の縁に細かな鋸歯がある。 |
▼脈上に毛がある。 | ▼小葉3対の葉は葉柄を含め長さ約17cm。 | |
2007年4月21日 八雲 | ||
▼2005年4月30日 八雲 | ||
▼2014年4月19日 東出雲 | ||