八雲〜三角点(高岡山,要害山,髭,大成峠)

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2017年7月31日(月) 八雲〜三角点(高岡山,要害山,髭,大成峠)
 今日は、佐草町の残っている三角点(高岡山)や八雲町の奥の三角点を見に出かけました。帰りに八雲町の川原で見かけない花がありました。ヒユ科の花のようで、調べるとホソバツルノゲイトウのようで、初めて見る花でした。
 また日当たりのよい公園敷地の砂地の中にヤエムグラ属の果実がありました。果実の様子からは、ヨツバムグラ、ヤマムグラ、ヒメヨツバムグラなどが似ているようです。果実の大きなどからヒメヨツバムグラではないかと思います。また樹木の下で木陰になる場所には、フタバムグラが生えていました。普通は、田んぼの畦など、湿った場所で見かけるので、違うものかと思ってしまいました。

 四等三角点(高岡山 194.50m)への道はすぐにわかりました。空山茶業組合の建物のすぐ先の横道を右へ柿畑の横を入り、柿畑を過ぎて、右へ杉の植林地の方へ向かいます。山へ入ると、右手が斜面になるので、新しく植林され開けた場所の脇を上がっていきます。しばらく上がり平坦部へ上がった所で、右へ上がったところが頂上部になります。新しく植林された開けた場所を探しても三角点は見あたらず、残った場所は山際に残された笹薮だけになりました。背丈に近い笹薮をかき分けて、中ほどまで進むと、笹薮に埋もれた白い標示杭が見えました。

 三等三角点(要害山 395.43m)は、三本栃峠を広瀬側に少し越えたところから入るようですが、道路脇は草木に覆われ入れそうな場所が見当たりません。手前に山が伐開されて、新しく作業道ができた場所があったので、そこから入ってみることにしました。作業道を上がると、尾根の下を左へ続いているので進んでみると、ちょうど三角点の真下のようなところで、作業道が終わっていました。急な斜面から尾根に向かいますが、斜面は足場も悪く、掴まる木も少なく、滑り落ちそうになります。なんとか尾根にたどり着きますが、尾根は藪になっていて、枝を払いながら上がりました。頂上部は狭く、三角点はすぐに見つかりました。頂上から竹林内の尾根に沿って踏み跡があるようなので、帰りは、この尾根を下ってみることにしました。竹林内はあまり荒れておらず、楽に下ることができました。前方が明るくなったので、向かってみると、先ほど上がってきた作業道の入口でした。作業道の法面は高さがあり下りられないので、更に尾根筋を下りて行くと、鞍部の峠に出ました。この峠道は八雲町東岩坂深原地区からの谷へ続くので、古い山越えの道なのかもしれません。三角点へのルートはこちらが正解のようです。

 先日(4月13日)探したときには、四等三角点(髭 344.08m)は笹薮の中に見つからなかったので、今日は再度探してみることにしました。Google マップ の衛星画像で三角点の位置を確認すると、先日探した場所よりもう少し離れた場所のようです。市道役場深原線を上がりきったところから作業道を入り、鉄塔へ向かいます。鉄塔の東西方向の足の延長線上にあるようなので、左の中電のポールが立っている先の笹薮の中へ飛び込みます。背丈くらいの笹をかき分けて探しても、なかなか見つからず、何度も位置を確認し、諦めようかと思い、足下を見るとやっと笹に隠れて白い標示杭がありました。

 四等三角点(大成峠 332.61m)は、八雲町西岩坂から広瀬町下山佐へ越える峠から少し下がったところの退避所から谷へ入りました。谷の入った正面は急斜面で踏み跡も見えないので左へ回り、尾根筋を上がることにしました。尾根筋も急な斜面が続きますが、すぐに古い作業道に出会いました。作業道を進んでみると、上に上がることはなく下がっているようなので、元へ引返し尾根を直登することにしました。どこからこの作業道が上がってきているのか、気になるところです。尾根は急斜面の竹林が続き、竹の枯葉で足が滑り落ちてしまいそうです。しばらく竹林を上がると開けた頂上部が広がり、三角点がありました。   

温帯スイレン

トキワサンザシ

ボタンクサギ

佐草
温帯スイレン
乃木福富
トキワサンザシ(果実)
八雲
ボタンクサギ(新芽)

ホソバツルノゲイトウ

アリタソウ

ヒメヨツバムグラ

八雲
ホソバツルノゲイトウ
八雲
アリタソウ
大庭
ヒメヨツバムグラ(果実)

フタバムグラ

平成
フタバムグラ(蕾)

柿畑の脇の作業道を入る。 10:49
柿畑の奥から右へ曲がる。
10:51
新しい植林地の脇を右へ上がる。

10:52
植林地の脇を上がる。
10:54
10:55
平坦部へ上がり、右の高い方へ上がる。

三角点のありそうな場所が笹薮になっている。 11:06
笹薮の中に三角点があった。

四等三角点(高岡山 194.50m)

12:52
三本栃峠からの農道脇の伐採地から入る。
12:55
作業道が尾根の下を左へ上がっている。
12:57
作業道の終点から急斜面を尾根に向かう。

13:08
急斜面を振り返る。
13:08
尾根へ上がる。
13:13
頂上部へ上がる。

13:15
三角点が見えた。
三等三角点(要害山 395.43m)

13:19
頂上から尾根道が下がっている。
13:21
竹林内を下りて行く。
13:24

13:26
入ってきた作業道へ出会う。
13:27
作業道の法面が急で下りられない。
13:30
鞍部の峠に下りた。

13:31
作業道から峠を振り返る。

14:00
市道役場深原線の峠から作業道へ入る。
14:05
栗畑を通る。
14:08
鉄塔巡視路を上がる。

14:10
鉄塔へ到着。
鉄塔と三角点の位置(Google マップ )。 三角点は鉄塔の左奥の笹薮の中にある。

ポールから笹薮へ入る。 14:23
笹薮の中に三角点の白い標示杭があった。

四等三角点(髭 344.08m)

15:04
峠から少し下がった道路脇から谷へ入る。
15:11
左へ回って、尾根沿いを上がる。
15:13
急斜面を上がる。

15:14
作業道へ上がるが、尾根を直進する。
15:16
急斜面の竹林を上がる。
15:26
笹の枯葉で滑りながら急斜面を上がる。

15:30
開けた頂上に三角点があった。
四等三角点(大成峠 332.61m)




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