1年草 熱帯アメリカ原産。茎は密に分岐して平伏、長さ50cmになる。葉は対生、無柄、広線形〜線状披針形、幅3〜6mm。花は葉の基部に球状に集まり、白色、花被は鋭尖頭で、中央脈が細く、種子は径0.7mm。ツルノゲイトウと比較して、葉の幅が狭く、種子の直径が小さいという特徴がある。明治中期には既に入っていて、本州中部以南の太平洋側に点々と見出されている。花期は7〜11月。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Alternanthera denticulata ヒユ科ツルノゲイトウ属 ツルノゲイトウは葉の長さ3~6cm、幅0.5~1.5cm、種子の直径1〜1.2mm。 |
2017年7月31日 八雲 | 花は葉腋に球状に集まる。 | |
花序の下部に若い果実が見える。 | ||
花序は直径約5mm、長さ約5mm。 | 花と若い果実。 | 花は長さ約2mm、花被片は尖っている。 |
花被片の中に小さな花がある。 | 雄しべが3個ある。 | 子房と柱頭と葯。 |
5個の花被片の中の若い果実。 | 花被の基部に2個の小さな小苞がある。 | 果実は直径約1mm、中に1個の種子がある。 |
未熟な種子、直径約0.6mm。 | 葉は細長い。 | |
小さく不明瞭な鋸歯がある。 | 葉は無柄で対生する。 | 葉は長さ約4.5cm、幅約5mm。 |
2019年5月25日 八雲 | ||
2018年8月13日 八雲 | ||
2017年9月4日 果実 八雲 | 花序の基部は既に果実が熟している。 | 果実は5個の花被に包まれている。 |
花被と果実。 | 花被は5個で、長さ約1.5mm。 | 果実は上部が凹んで、長さ約1.1mm。 |
種子は直径約0.7mm。 | ||
同じ河原にある葉の幅の違うものを比較してみた。葉の広いものは花つきが悪い。形態に2種類あるのか、あるいは連続性があるのかもしれない。 |
2019年7月29日 幅の広いもの。 八雲 | 葉の狭いもの。 | |
幅の狭いもの(左)、広いもの(右)。 | 葉の広いもの(上)、狭いもの(下)。 | |
近くにあるものより、全体に大きく、茎の長さ約50cm、葉の長さ12cm、幅1cmと大きい。果実、種子も少し大きい。 |
2019年7月17日 八雲 | ||
もう果実ができている。 | 花序は直径約5mm。 | |
花は長さ約2.5mm。 | 花被片は5個ある。 | |
子房、柱頭と3個の雄しべがある。 | 5個の花被片に包まれた果実。 | |
果実は先が凹み、長さ約1.5mm。 | 種子は直径約0.9mm。 | |
不明瞭な鋸歯がある。 | 葉は葉柄を含めて長さ約12cm、幅1cm。 | |
葉は幅約1cm。 | ||
2020年6月22日 八雲 | ||