1年草 南アメリカ原産。大正時代からふえはじめ、市街地の道ばたや荒れ地などに多い。高さ0.6〜1mになり、全体に特有のにおいがする。葉は互生し、長さ3〜10cmの長楕円形で粗い鋸歯がある。裏面には淡黄色の腺点が多い。枝先に緑色の花穂を円錐状に多数つける。花穂には葉状の苞があり、両性花と雌花が混じってつく。花期は7〜11月。(野に咲く花) 学名は、Dysphania ambrosioides ヒユ科アリタソウ属 茎や葉に毛が多いものをケアリタソウとして区別することがあったが、毛の状態は連続的であり現在では分けないようだ。YListでは、ケアリタソウをアリタソウの別名としている。 類似のアメリカアリタソウは葉の切れ込みが深く、花穂は長く伸び包葉が小さく目につかない。 |
▼2017年10月9日 上本庄 | ▼雌花と両性花が混成している。 | ▼葯が開いていない両性花。 |
▼葯が開いていない雌性期の両性花。 | ▼葯が開いた雄性期の両性花。 | ▼両性花の基部に小さな雌花がある。 |
▼柱頭が開いた雌花。 | ▼雌花の3個の柱頭が開いている。 | |
▼雌花は直径約0.8mm、雄しべはない。 | ▼雌花の花被片と取り出した子房。 | ▼柱頭が開いた雌性期の両性花。 |
▼中央の雌しべを葯が取り巻いている。 | ▼両性花は直径約2mm。 | ▼両性花の雄性期(左)と雌性期(右)。 |
▼花穂には葉状の苞葉がある。 | ||
▼2017年9月4日 八雲 | ▼葯が開き始めた両性花、中心に雌しべがある。 | |
▼5個の雄しべの葯が開いている。 | ▼雌花は小さく柱頭のみが伸びる。 | |
▼2005年8月30日 鹿島 | ||
▼2004年8月28日 乃白 | ||
▼2012年11月10日 果実 宍道 | ||
▼果実は胞果で花被片5枚で包まれる。 | ▼果実を包む花被は直径約1mm。 | |
▼果実は直径約0.7mm。 | ▼薄い果皮を除くと光沢のある種子がある。 | |
▼葉は葉柄を含めて長さ約7cm。 | ▼表面は無毛。 | |
▼裏面は無毛、腺点がある。 | ▼腺点の拡大。 | |
▼茎には短毛がまばらにある。 | ||
▼2014年1月23日 果実 東生馬 | ||
▼果実は5個の花被片に包まれる。 | ▼果実を包む花被は5角形、直径約1.2mm。 | |
▼側面。 | ▼花被を除くと果実が1個ある。 | ▼薄い果皮に包まれた果実。 |
▼薄い果皮の中に光沢のある種子がある。 | ▼薄い果皮を除いた種子、長さ0.7〜0.9mm。 | |
▼2004年11月13日 果実 乃白 | ||
▼2007年7月28日 茎、葉には毛がない。八雲 | ▼葉の裏には腺点がある。 | |
▼茎には毛がない。 | ||
▼2003年10月12日 上来待 | ||
▼2017年7月31日 八雲 | ||
▼2003年12月10日 広瀬 | ||
毛の多いタイプ。 | ||
▼2011年10月26日 宍道 | ▼白いのは雄しべの葯。 | |
▼葉裏は腺点が多い。 | ||
▼2009年9月5日 玉湯 | ||
▼2004年11月6日 鹿島 | ||
▼2004年11月6日 鹿島 | ||
▼2012年7月31日 横手林道 | ▼不揃いな鋸歯がある。 | |
▼裏面脈上に毛があり、黄色い腺点が多い。 | ▼茎の稜上に毛が多い。 | |
▼2010年6月30日 玉湯 | ||
▼幼株 | ||