西忌部〜三角点(布志名、琵琶谷、柳原、灰ノ木、大向)

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2017年5月2日(火) 西忌部〜三角点(布志名、琵琶谷、柳原、 灰ノ木、大向)
 今日は、忌部のほうの三角点を見ようと出かけました。
 先日ベニシタンの花がまだ半開だったので様子を見てみました。花の様子は先日と同じく平開はしておらず、花の先端が少し開いた状態です。ひょっとしたらこの花は平開はしないのではないかと、調べてみると、やはりベニシタンの花は平開せず、このような状態が開花状態のようです。
 ヤマフジは白花品種しか見たことがなく高い場所にしかなく、今まで詳しく写していませんでしたが、今日は目の前で咲いていたので観察できました。松江には紫色のヤマフジがあるのでしょうか。
 ヒゴスミレは同じ山域ですが、他の1箇所でしか見ておらず、今回は2箇所目の発見になりまし。近くにあった紫色のすみれは、なにか違うような気がして写しておきましたが、調べてみると初めて見たアカネスミレでした。距が細長いこと、毛が多いこと、側弁や子房が有毛であることから間違いないと思います。
 まだムラサキケマンの萼の様子を写していなかったので、写そうと思いましたが、風が強く細かい部分を写すのは難しく、採取後の花を観察した。

 三角点(布志名)は千本ダムの西側から農道を最高地点まで上がり、終点の手前から小さな谷を山へ入ります。小径は鉄塔の巡視路のようで、道をたどって行くと、鉄塔の下まで進んでしまいました。取り敢えず、鉄塔まで上がってみると、中海方面から遠くの大山まで見晴らすことができました。ここから三角点のある隣のピークへ道がないかと、探してみましたがそれらしきものは見つからなかったので、引返して探しました。少し下がって小さな谷を上がる踏み跡がありました。踏み跡を谷の奥へ進むと、踏み跡が不明になりましたが、左へ斜面を上がると、また踏み跡がありました。しばらく行くと藪となって、左に踏み跡らしきものがあり辿ると、尾根道となり、どうも先ほどの鉄塔のあるピークの方向へ向かっているようです。先ほどの藪のところまで引返し、ここから右へと斜面を上がるのが正解のようで、少し行くと尾根が見えてきました。尾根を進むと、平坦な頂上部へつきますが、三角点が見えません。頂上部を歩き回って、藪の中にやっと三角点を見つけました。四等三角点(布志名 209.05m)でした。

 千本ダムから大谷ダムへ向かって市道を上がり、左の谷を入って明神池の脇から三角点(琵琶谷)を目指します。途中で地元の人に出会い、山へ向かうことの了解をいただきました。明神池の管理道脇の小さな谷に山へ入る、小さな踏み跡がありました。植林地内の踏み跡をたどり、谷の奥から右手の尾根に上がって進むと頂上に三角点がありました。三等三角点(琵琶谷 159.27m)でした。

 次に、先日確認できなかった、三角点(柳原)を探しに向かいました。広域農道の交差点の角の高台の草地にあるはずなのですが、先日は詳しい場所を覚えていなかったので見つけられませんでした。今回は図面を見ながら水田の脇の荒れ地を探すと、笹と枯れススキに埋もれた三角点を見つけることができました。四等三角点(柳原 145.74m)でした。

 東忌部町と雲南市との境界の山に三角点(灰ノ木)があり、大東町側からルートがあるようです。県道から峠を下ってすぐに左へ林道があり、しばらく行くと左手に作業小屋があるので、ここから山へ向かいます。山へ入って行くと、右手に椎茸栽培地があるので、これに沿って谷を上がると、谷の奥は草に覆われてくるので、右手の斜面を尾根に向かって上がります。尾根には小径が続いており、しばらくで頂上部へつきますが、三角点が見えません。頂上部を回るように探すと、藪の向こう側に、三角点がありました。四等三角点(灰ノ木 328.15m)でした。

 点の記では三角点(大向)は、県道から忌部休養村に向かう忌部農道のほとんど頂上部から下るようになっていますが、その手前で農道脇から植林地内へ小径が続いており、三角点はこの谷の奥になるので、谷へ向かってみることにしました。植林地内は管理されており、谷の奥まで歩きやすく上がれました。谷の奥から尾根に上がり、7分ほど尾根道を下がると四等三角点(大向 390.61m)がありました。

 最後に三角点(吉床)に向かってみようと、林道城床線から尾根筋に入ってみますが、背の高い笹が生え、進めそうにないので、今日のところは断念しました。  

サンショウ

ベニシタン

ハナハマセンブリ

玉湯
サンショウ(葉)
乃木福富
ベニシタン
乃木福富
ハナハマセンブリ(幼苗)

ヒメハギ

ヤマフジ

ハナイカダ

東忌部
ヒメハギ
東忌部
ヤマフジ
大東町
ハナイカダ(雄花)

ヒゴスミレ

アカネスミレ

ヒトリシズカ

西忌部
ヒゴスミレ
西忌部
アカネスミレ
西忌部
ヒトリシズカ

ムラサキケマン

玉湯
ムラサキケマン

西忌部町下忌部の農道を最高点まで上がる 10:11
農道脇から山へ入る
10:12
小径を行く

10:14
鉄塔巡視路のようだ
10:19
間違って鉄塔へ向かってしまう
10:22
鉄塔まで上がる

中海方面や、遠くに大山が見える 10:22
引返して谷を北へ上がる
10:35
谷の奥から左へ斜面を上がる

10:36
踏み跡らしいものが続く(この先道に迷う)
右へ斜面を上がる 10:50
尾根道を進む

11:23
三角点があった
四等三角点(布志名 209.05m)


12:47
明神池の管理道から山へ入る
12:54
谷の奥から尾根に上がる
12:57
尾根道を行く

13:08
頂上に三角点がある
三等三角点(琵琶谷 159.27m)


広域農道の交差点の右上に上がる 一段高い場所へ墓地を周って上がる 水田脇の荒れ地の中に三角点がある

枯れたススキと笹に埋もれている 4個の保護石に囲まれた三角点 四等三角点(柳原 145.74m)


14:44
林道脇の小屋の脇から入る
14:47
水田脇を通り山へ入る
14:49
椎茸栽培の脇を上がる

14:55
尾根に上がる
15:06
三角点があった
四等三角点(灰ノ木 328.15m)


15:48
忌部農道脇から植林地へ入る
15:54
谷あいの植林地内を進む
16:05
尾根が近い

16:07
谷の奥から尾根に上がる
16:10
尾根道を下る
16:15
尾根道の脇に三角点があった

四等三角点(大向 390.61m)

三角点(吉床)へ林道城床線から入ってみる 尾根沿いは背の高い笹に覆われ断念する



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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