丸倉山林道〜馬鞍山〜八重山 |
2016年9月15日(木) | 丸倉山林道〜馬鞍山〜八重山 |
---|
今日はシシウドを探して宍道から馬鞍山〜八重山を歩いてみることにしました。先日八雲方面のものを見ると葉裏が無毛でサンインヨロイグサだったので、他の場所のものを確認する必要がありました。結果的には今日歩いたルートではシシウドに似たものはありませんでした。分布には偏りがあるのでしょう。 国道の法面にマメ科の大きな花が咲いていましたが、初めて見る花でした。帰化植物MLで問い合わせてみると、アカササゲやジュウロクササゲなどのササゲ属の何かだろうとのことでした。また果実が成長した頃に観察してみようと思います。(宮崎県の博物館でアカササゲと同定していただきました。) マツカゼソウは以前あった場所は草に覆われて、絶えてしまったかと思われましたが、草をかき分けて探してみると、1本だけ花が咲いていました。 新しくできた林道の脇にはいろいろな植物が生えてきますが、細い葉をつけて白い花がありましたが、周りには見あたらず、この1株だけのようでした。葉の細さからカワラハハコのようです。 山の中腹の林道に以前からメリケンムグラが群生している所がありますが、そこを見ていると、細い葉が対生しているものがあり、ピンク色の花が咲いていました。メリケンムグラと混生して群生していました。今まで何度も通りかかっているのに、今回初めて気がつきました。これは、以前に施設の駐車場の植え込みで見たことのあるオオフタバムグラでした。 山を下りた草むらにヤマジノホトトギスと思われる果実がありました。通常1〜3個の花をつけるところが、5個の果実がついていました。茎は直立して高さも126cmほどあり、ヤマジノホトトギスとは違和感があります。花の時期に観察できればと思います。 上来待の菅原天満宮から大東方面へ向かい、大東との市境を越えた所に新しく丸倉山林道ができている。峠を少し下った西谷地区からは丸倉山登山道がある。自転車を引きながら林道を上がると50分ほどで登山道入口の標識があります。これは西谷からの登山道を林道が分断しているところになります。林道から斜面を上がり、急な登山道を上がっていくと、小丸倉山展望台への分岐があり、10分ほどで頂上につきます。頂上からは大東、出雲、松江のパノラマが広がっています。 頂上の東にある小屋の脇から、小丸倉山への作業道へ下りるルートがあります。はっきりした踏み跡があり、テープが巻いてあるので迷うことはないですが、転げ落ちそうな急斜面を木に掴まりながら鞍部まで降ります。鞍部には小さな流れがあり、これを渡ると左右に続く踏み跡があり、川の流れに沿って左へ行ってみると、テープもなく道が違うようでした。引き返して右へ行くとテープもあり、しばらくで小丸倉山への作業道へ出会います。ここから右へ少し行くと丸倉山林道へ合流しました。 |
玉湯 アカササゲ |
宍道 ムクゲ |
大東 マツカゼソウ |
大東 カワラハハコ(蕾) |
大東 オオフタバムグラ |
大東 ツルニンジン(蕾) |
宍道 サンカクヅル(果実) |
大東 ヤマジノホトトギス(果実) |
|
11:00 丸倉山林道入口。 |
11:45 丸倉山登山道の標識 |
道路反対側に登山道入口からの登山道がある。 |
11:48 林道の斜面を上がる。 |
11:50 斜面を上がると急な登山道がある。 |
11:54 急斜面を上がる。 |
11:56 小丸倉山東屋への分岐。 |
12:02 あと100mの標識。 |
12:06 頂上の三角点。 |
四等三角点(371.8m)。 | 頂上から南側(大東)の眺望 | 頂上から北側(宍道湖)の眺望。 |
12:16 頂上東側の小屋の脇から下山する。 |
12:17 急な斜面を下りる。 |
12:21 木々に掴まりながら下りる。 |
12:26 鞍部の川を渡る。 |
12:27 左へ向かってみるが違っていた。 |
12:30 引き返し、テープのある右へ向かう。 |
12:33 作業道へ出たところを振り返る。右へ。 |
12:37 丸倉山林道へ出会う。 |
12:37 林道へ出た所を振り返る。 |
幡屋地区から見た大平山、八重山。 | 西谷地区から見た馬鞍山。 | 上来待から見た馬鞍山。 |
東来待から見た大平山、馬鞍山。 |