落葉低木 中国原産説と原産地不明説がある。各地で栽培されている。高さ3〜4mになる。樹皮は灰白色で平滑。葉は互生。葉身は長さ4〜10cm、幅2.5〜5cmの卵形〜菱形状卵形で、3本の脈が目立つ。縁には不ぞろいな粗い鋸歯がある。浅く3裂するものもある。葉柄は長さ7〜20mm、星状毛や曲がった短毛が密生する。托葉は線形で長さ約6mm。本年枝の葉腋に直径5〜10cmの鐘形の花をつける。花弁の色は紅紫色、白色、桃色などさまざまで、中心部が紅色になるものが多い。ふつう花弁は5個だが、八重咲きの品種もある。果実はさく果。長さ1.5〜2cmの卵形で、黄褐色の星状毛が密生する。10月頃熟すと5裂する。種子は長さ4〜5mmの腎臓形で長毛がある。花期は8〜9月。 冬芽は裸芽で、こぶ状に盛り上がり、星状毛が密生する。葉痕は半円形で、横に円形の托葉痕がある。(樹に咲く花) 学名は、Hibiscus syriacus アオイ科フヨウ属 |
▼2016年9月15日 宍道 | ||
▼雌しべはほぼ直線的に伸びる。 | ▼蕾。 | |
▼蕾、萼の基部に線形の副萼がある。 | ▼葉身は長さ約7cm。 | |
▼2005年8月28日 野性化 佐草 | ||
▼2003年8月10日 植栽 浜乃木 | ||
▼2014年2月1日 果実 八雲 | ▼果実は熟すと5裂する。 | ▼果実に長毛はない。長さ約2cm。 |
▼種子は腎形。 | ▼種子の側面、長さ約5.5mm。 | |
▼種子の背面に長毛がある。 | ▼種子の腹面。 | ▼背面の毛は長さ約3mm。 |
▼2008年2月2日 果実殻。 野生化 上乃木 | ▼冬芽と葉痕 | |