2023-2-26 松江の神社を訪ねる その87

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2023年2月26日(日) 松江の神社を訪ねる 鹿島町 その87

 今日は、鹿島町古浦の男島神社跡を探しに出かけました。いつもは、古浦へは佐太神社の前を通って行くのですが、今回は2020年に完成した古浦西長江トンネル(全長1206m)を初めて通ってみました。トンネルの出口から左へ上がっていくのが横手林道で、山の中腹まで急坂が続きます。なだらかになった林道を秋鹿町との境の手前まで行くと、ガードレールの脇から海岸へ向かう急斜面の道が下がっています。


 歩道脇の枯れ草の中に緑の塊があるのがなんだろうと思うと、トゲミノキツネノボタンの小さなロゼット葉でした。
 畑の脇で葉を広げたロゼット葉はどうもイヌガラシではないかと思います。
 海岸岩場の斜面で枯れ葉の上に小さな葉をまとめてつけているのは、カワラヨモギです。
 最近は樹木からも遠ざかっていて、ふと見た冬芽はなんだろうと気になりました。頂芽は大きく、側芽は副芽をつけているものもあります。

トゲミノキツネノボタン

イヌガラシ

カワラヨモギ

西嫁島町
トゲミノキツネノボタン
浜佐田町
イヌガラシ
鹿島町
カワラヨモギ

鹿島町
ノグルミ(冬芽)

男島神社

 古浦海岸の西の端の突端に小さな島があります。男島といいますが、島と言っても陸と繋がっています。以前にこの島の対岸の急斜面に古い鳥居があったので、確かめに向かいました。

 「雲陽誌」によると、「男島明神 海中の西の島にあり、伊弉諾尊をまつる。社二尺四方、祭三月初日」とあり、現在古浦天満宮の配祀神となっている「男島神社」の跡だと思われます。」

 横手林道のガードレールの脇から林内の斜面に向かって小径が下がっています。釣り人が使う径と思われます。急斜面にはロープが張ってあり、一旦鞍部へ下がりますが、ここで踏み跡が不明になってしまいます。正面は次のピークへ向かい、右や左の径らしきものは行き止まりとなってしまいます。よく見ると、右手の谷にロープが張ってあるのが見え、ここからまた急斜面を下がっていきます。
 林を抜けると、海岸の急斜面の草地に出てきて、右手に壊れかけた鳥居があります。鳥居は島の方を向いているのではなく、海岸の先の集落の方角を向いて立っています。
 ここからは、急斜面の草地のつづら折れの小径があり、下の方には古い錆びた手すりが残っていました。神社の社は島にあったと思われますが、確かなことは不明です。

西長江町
古浦西長江トンネル

 

鹿島町
出口

出口の横から林道横手線が上がっている。
 
林道のガードレール脇から踏み跡がある。


林内の急斜面を下る。

鞍部で踏み跡が不明になる。
 
右の谷へロープが張ってある。


急斜面を下がる。

林を抜けると草地に鳥居がある。
 
鳥居は集落の方向を向いている。



草地の急斜面を下がる。
 
下方には錆びた手すりが残っている。


岩場の手すり

男島
 


急斜面の草地に鳥居がある。

 


島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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