2019-4-23 美保関町笹子

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2019年4月23日(火) 美保関町笹子
 今日は、美保関町笹子の近くにある四等三角点(惣津194.78m)を見に行くことにしました。
 下東川津町の道路脇に小さな白い花が咲いているのが目に留まりました。タネツケバナの仲間かと思いましたが、根生葉がロゼット状になり、羽裂していないので他のアブラナ科の花のようでした。ひょっとして、これがシロイヌナズナかと思い浮かびましたが、調べてみるとやはりシロイヌナズナでした。最近路傍で見られるものは、自生種ではなく外来種の系統だそうです。

 四等三角点(惣津194.78m)は点の記では惣津から上がるようになっていますが、笹子の谷の最奥の家の近くから尾根に上がれば行けそうなので、谷の奥へ向かってみました。家の近くからは山へ入る径がなく、さらに奥へ行ってみましたが、奥へ行くほどに山の傾斜は急になり、上がれる場所がありませんでした。なんとか民家先から山へ入り尾根を進んで、二つの小ピークを越えると、鞍部へ下がるようになります。鞍部からは竹藪となり、尾根には枯竹が倒れ込んで行く手を阻んでいます。しばらくは、枯竹を乗り越え、くぐり抜けて進みますが、枯竹はさらに倒れ込みが多くなり、このルートは断念しました。
 引き返す途中で、最初に上がった小ピークから反対側の斜面を見ると踏み跡のようなものが見えるので、下がってみると、荒れてはいますが、はっきりとした径がありました。これは大正時代の地形図にある旧道でしたが、しばらくはなんとか進めましたが、やはり途中で枯竹が倒れ込んで、進むことができなくなりました。引き返して、反対側のルートを進んでみましたが、こちらも笹子の旧道への入口付近で笹が密生し通れなくなり、県道の急斜面の法面を下りることになりました。

シロイヌナズナ

ウマゴヤシ

アケビ

下東川津町
シロイヌナズナ
美保関町
ウマゴヤシ
美保関町
アケビ

尾根の枯竹の様子 旧道の様子 旧道の枯竹の様子

大正7年発行地理院地形図


島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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