落葉つる性木本 本州〜九州の山野にふつうに見られる。無毛のつる性。葉は掌状複葉で、葉柄は長く、3〜10cm。小葉は5枚、長楕円形ないし長楕円状倒卵形、先端はすこしくぼみ、基部はくさび形ないし円形、全縁、草質、長さ3〜6cm、幅1〜2cm、小葉柄は長さ0.5〜3cm。花序は散房状または総状で下垂し、先の方に数個の雄花、基部に1〜2個の雌花をつける。雄花は淡紫色、長さ1〜2cmの花柄があり、径10〜16mm、萼片は3枚、長さ7〜8mm、雄しべは6個、中央部に雌しべの痕跡がある。雌花は紅紫色、長さ4〜5cmの花柄があってやや下垂し、径25〜30mm、萼片は3枚、長さ15〜20mm、雌しべは3〜6個、円柱形で紅紫色、周囲に雄しべの痕跡がある。液果は楕円形ないし長楕円形、長さ5〜10cm、径3〜4cm、紫色をおび、裂開する。果肉の部分は白色で甘く、食べられる。花期は4〜5月。(日本の野生植物) 冬芽は長さ3〜4mmの卵形。芽鱗は12〜16個。葉痕は半円形。(樹に咲く花) 学名は、Akebia quinata アケビ科アケビ属 |
▼2019年4月23日 雄花 美保関 | ▼雄花は、淡紫色。 | ▼雄花は直径約2cm、花柄は約2cm。 |
▼雄花だけの花序 | ▼雌花は大きく、紅紫色。 | ▼花序の基部に雌花が1個ついている。 |
▼雌花は直径約3cm、花柄は約3cm。 | ▼6個の雌しべがある。 | ▼雌しべの基部に雄しべの痕跡がある。 |
▼雄花が少なく、雌花が多数の花序がある。 | ||
▼2005年4月17日 中央は雌花 西尾 | ▼雄花 | |
▼2010年5月1日 雄花 八雲 | ▼小葉が7枚ある。 | |
▼2007年4月8日 雌花 枕木 | ▼円柱形の雌しべ6本ある。 | ▼雄花 |
▼雄しべは6個ある。 | ▼小葉は倒卵形、葉の先が凹む。 | |
▼2004年4月25日 雄花 八雲 | ||
▼2004年4月3日 西尾 中央が雌花で上が雄花 | ||
▼2005年4月30日 八雲 | ||
▼2010年8月7日 小葉が多い。 大草 | ▼小葉は倒卵形。 | |
▼2011年4月13日 蕾と芽吹き 八雲 | ||
▼2009年4月12日 雄花の蕾だけの花序 八雲 | ||
▼2008年3月15日 冬芽 枕木山 | ||
▼2009年3月1日 冬芽 八雲 | ||