2019-4-17 枉北道きたにまがれるみち(坂本町〜枕木町)

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2019年4月17日(水) 枉北道きたにまがれるみち(坂本町〜枕木町)
 今日は、風土記の道、枉北道きたにまがれるみちを3月14日に西尾町から福原町までを歩いて時に、坂本町の安養寺からのルートを省略していたので、確認することにしました。そしてその後、福原町から上本庄町川部まで歩き、そこから山越えの別所道になりますが、別所道は先日2月5日に歩いているので、今回は省略しようと思います。ただ、別所道の最終で径が藪となって、諦めていたので、その部分を逆から確認してみようと思います。

 下東川津町の空き地に、高さが15cm程度の白い舌状花のキク科の花がかたまって咲いているのが目立っており、ノースポールギクだろうと思っていました。今回花や葉を写してみると、やはりノースポールギクで間違いないようです。また福原町や上本庄町でも道路脇や畑の脇に黄色い花を密集させているのは、トゲミノキツネノボタンでした。

ノースポールギク

トゲミノキツネノボタン

2019年4月17日
下東川津町
ノースポールギク
2019年4月17日
福原町
トゲミノキツネノボタン

・坂本町安養寺付近
 先日3月14日には安養寺から農道を直進しましたが、農道の向かいに道があり、少し進むと民家の脇から東へ向かう径があります。民家の前を抜けると径は竹林の中へと進み、溜池(お里多池)の縁を通って行くと、溜池の水路で径が消えていますが、水路を渡っていくと、また径があり、すぐ舗装道路に上がります。道路の反対側にも山へと続く径があり、しばらく踏み跡がありますが、農道の法面で切られたのか、見えなくなってしまいました。法面に径がつけてあり農道に下りることができました。資料ではここから田んぼ(現在は荒れ地)を斜めに横切り、山を横断するようになっていますが、山は藪となっており、径はわかりませんでした。また山を抜けてから田んぼを横断して、丘へ上がるようになっていますが、この径も見つかりませんでした。

坂本町坂本中
安養寺前の農道を渡る。
民家の脇を東へ入る。竹林の中に径がある。

坂本中
お里多池の縁を行く。
溜池の水路で径が切られている。水路を越えると径がある。

坂本中
市道へ上がると向かいの山へ径がある。
林内に径がある。福原町
農道の斜面で径が途絶える。

福原町
農道の法面から下りる。
農道の法面を振り返る。資料では正面の山を越えるが径が不明。

福原町
田んぼの向かいに径が見えない。

・福原町〜上本庄町川部
 農道から田んぼの脇の径が分岐し、丘を上がると市道へ出会い、民家の間の道を東進します。民家の間の道を進むと、資料にある「大門・小門の十字路」を通ると、集落を抜けて水田地帯に出てきます。往還は北東へ向かい小高いとことにある墓地の近くを通り、二つの溜池の間を北上しているようですが、水田地帯は耕地整理がされて古い径は全くわからなくなっています。石浦池の脇から義王池の堤塘に上がり、溜池脇の藪の中の僅かな踏み跡を行くと、島大の農場に出てきました。
 農場の作業道を進むと、農道に出会い、その向かいに道が続いています。道を進み、T字路を右へ行くと、左に作業小屋があり、谷の奥へ径が続いていました。居合わせた人に話を聞くと、「これは昔の殿さん道で川部へ続いている。ただ途中で道が崩れ通れない。」とのことでした。
 作業小屋の奥から林内へ踏み跡が続いており、しばらく行くと確かに径が川に崩れ、その跡は急斜面になって楽には通れなくなっていました。川は小さいので、川に下りて対岸に上がり、狭いところで川を渡ると、また径が谷を上がっていました。峠付近で竹林に入って、すぐ右折すると、峠を越えて墓地の後を通って川部地区へ下っていきます。開けた畑へ出て、民家へ向かって右折する径もありますが、そのまま左へ周るように進むと、再び竹林に入っていきます。竹林に入るとすぐ左手に観音堂があり、その先に右へ下る径が竹林内にあります。径を少し下ると川部地区の市道へ下り、本庄川を渡り、川に沿って上がって行くと、殿さん道と分岐して別所道が枕木町別所へと続いています。別所道は先日2月5日に歩いているので、今回は省略しました。

福原町
民家の間を東へ歩く。
資料の「大門・小門の十字路」を行く。

福原町
資料では左の墓地へ向かっている。
耕地整理がされ古い径は残っていない。石浦池の脇を北へ向かう。

福原町
田んぼの脇を北進する。
義王池の堤塘へ向かう。義王池脇の藪の中へ入る。

福原町
藪の中に踏み跡らしきものがある。
藪の中を行く。島大の農場へ出てきた。

上本庄町
農場の作業道を行く。

上本庄町
作業道から農道へ向かう。
農道を渡り、向かいの道へ入る。

上本庄町
T字路を右へ折れる。
車のところから左折する。作業小屋の脇から谷へ入る。

上本庄町
小屋の奥から林内へ径がある。
径が崩れている。

上本庄町
径が上がっている。
竹林へ入り、すぐ右折する。上本庄町川部
墓地の後を通る。

上本庄町川部
開けた畑へ出て、左へ行く。
竹林内へ入る。竹林内に観音堂がある。

上本庄町川部
観音堂
お堂の先から右へ下がる。

上本庄町川部
市道が見えてきた。
下りた場所を振り返る。分岐を右へ、本庄川を渡る。

上本庄町川部
本庄川に沿って谷を上がる。
分岐の中央から山へ入る。

・枕木町
 先日2月5日に別所道を歩いたときに、最終のところの邑生町から枕木町へ峠を越え、民家の手前で、藪となって径がわからなくなっていたので、逆に民家から様子を見てみました。
 民家の左から元耕作地の斜面を上り、竹林へ向かおうとしましたが、上部で急斜面となり上がれないかと思われましたが、谷にコンクリート製の水路が設けてあり、その中を通って竹林へ上がることができました。竹林内へ入ってみると踏み跡があり、矢竹が密生していますが、かき分けて歩ける状態でした。矢竹の藪を抜けると笹が多くなりますが、民家の裏を周って踏み跡が下がっていました。民家の人に聞くと、「車道は最近ついたものだが、祖母らは古い径を歩いて下がっていた。」とのことでした。山際の少し荒れた径を下がると、しばらくで現在の車道に出会いました。車道をしばらく歩くと左手に観音堂があり、その先で県道枕木山線出会い、少し上がると長海町へ下る越田坂こえだざかの分岐があります。

枕木町
行き止まりから竹林へ入る。
矢竹の中に踏み跡らしきものがある。矢竹を抜け民家の後を周る。

枕木町
民家の先から古い径がある。
水路脇に径がある。現在の車道へ出た。

枕木町
観音堂がある。
県道枕木山線に出会う。旧県道との交点に地蔵堂がある。

枕木町
越田坂への分岐



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