東持田町の大滝を探して |
2018年6月25日(月) | 東持田町の大滝を探して |
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今日は、何回も挑戦しながら倒れ込んだ竹に阻まれて到達できていない、東持田町の大滝へ再度の挑戦です。今回は
ナタに加え鋸も持参しました。 林道澄水山線から鉄塔巡視路を入って、1番目の鉄塔、2番目の鉄塔を過ぎると、谷の斜面が崩れて倒木があったり、トラバースする踏み跡が細く足場が悪かったり、注意が必要となってくる。2つの谷の橋を渡り、さらに斜面を回り込むと、大滝のある金井谷につきます。谷の中に大きな岩があり、その左横に隙間があるようで、先に進んでみますが、こちらも竹が倒れ込んでいて、通れそうにありませんでした。元へ引き返し。谷の右側の一段高い場所へ上がり、ここから竹を切って進もうと思いました。ここは2月27日に竹を切りながら少しだけ進んだことのある場所です。竹を切りながら谷の流れの方に進み、流れを渡って、歩きやすい場所を探しながら、さらに竹を切りながら上がっても、目の前には倒れ込んだ竹しか見えません。ここらへんで諦めようかとも思いましたが、ここまで来たのだからと、時間も余裕があるのでもう少し進んでみることにしました。何とか竹藪を過ぎると、小さな滝がありました。この滝からは、右の斜面から上部へ回り込んで行くと、谷の奥に滝らしいものがありました。 しかし、ネットにある大滝の写真とは姿が違うので、場所が違うようです。谷の奥の少し手前にあった小さな滝の位置が、地理院地形図にある大滝の位置とほぼあっているのも不思議な気がします。(他のサイトでは、この滝を大滝としているものがあります。)この谷の上部では川が分岐しているような状況はなかったので、まだこの先を上がって確かめる必要がありそうです。まったく幻の大滝です。 地形図の記載ポイントを鉄塔巡視路からたどった場合、サイト「松江北山 大滝」には、「ただし「大きい滝」と思うと肩透かしをくう。」とあり、またサイト「松江北山 幻の滝」には、「あっけなく見つけた幻の滝は、超ショボい小便滝だった。」とある。しかし、金井谷の堰堤から上がった場合には、サイト「金井谷の大滝」には「高さは30mぐらいありそうですが、水量は少ないみたいです。」とあり、サイト「金井谷の大滝(島根県松江市)」には「総落差40mと言われる大滝を眺めることが出来る。」とある。滝を見た感想がそれぞれ違うので、同じ滝とは思えず、地形図の大滝とは違う位置に大きな滝があるのかもしれません。 (7月17日、ついに金井谷川の堰堤から川を遡って、金井谷の大滝を発見しました。やはり地形図とは位置が違ったところにありました。) 時間があったので、先日(6月17日)持田別れのルートから分岐して尾根を下がったコースは、坂本へ出てしまったので、金井谷の方へのルートがないのか再度歩いてみることにしました。滝から引き返し、分岐から尾根を上がっていきます。小さな平場へ上がったところから、南へ尾根を下る分岐があります。20分ほど尾根を下がると、踏み跡が斜面を下がるルートと左へ尾根を進むルートの分岐があります。今回も尾根を進み、その先の藪になった急斜面を、先日下りた尾根の西側になるように下りました。斜面を少し下がると、踏み跡に出会いました。これは大滝の谷から続く鉄塔の巡視路だと思います。2015年7月15日に一度だけ、この巡視路を歩いて尾根の先の鉄塔まで行っています。この尾根に入る分岐から、斜面を下がる踏み跡をたどると、たぶんこの巡視路に出会うことになると思われます。(巡視路はもう少し下にあり、この踏み跡は尾根との分岐から続く古い道と思われ、少し下がると巡視路に繋がります。) 巡視路を歩くとすぐに鉄塔No.23につき、斜面の左下に巡視路が続いていました。この巡視路を下がるとまた先日と同じ坂本に出るような気がして、斜面を下りる巡視路を避け、尾根を下がることにしました。尾根の小高いところに上がると、石灯籠があり、その側に「大山講再興記念碑」、「昭和三十五年四月廿四日建之」と記された石碑が建っていました。尾根の先から急斜面を下がっていくと、また巡視路に出会いました。多分同じ巡視路と思われます。その先巡視路は左へ折れて下がっていますが、踏み跡がありそうなので、直進しました。尾根の先は密生する竹藪となりましたが、何とかすり抜けながら下りました。その先は今度は背の高い笹が生えるようになり、また倒れた枯竹も見えてきました。密生する笹の向こうに明るい草地が見えるので、笹をかき分けて藪を抜け出しました。出たところは、ススキの原野となっており、以前は田んぼだったところのようですが、幸いに湿地はなかったので、ススキをかき分けて道路まで出ることができました。なんとか昔のルートを見つけたいと思いますが、まだまだかなわないようです。しかし、だいぶ様子がわかってきたので、また歩いてみようと思います。 |
東持田 アカメガシワ(雄花) |
11:34 林道澄水山線の鉄塔巡視路入り口。 |
林内へ入ってすぐ右斜面の階段を上る。 | 11:38 最初の鉄塔No.21の奥へ進む。 |
11:40 |
11:44 |
11:47 持田別れと鉄塔の分岐。 |
猪のヌタ場を右へ急カーブする。 | 11:55 谷へ下りて橋を渡る。 |
11:57 猪のヌタ場を過ぎる。 |
11:59 急勾配の坂を下る。 |
12:06 2番目の鉄塔No.22の手前を左へ折れる。 |
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12:12 谷の斜面が崩れ倒木があり足場が悪い。 |
12:14 谷の橋を渡る。 |
12:16 急斜面の細い道を行く。 |
12:18 足場が悪く注意が必要。 |
12:20 |
12:21 |
12:24 大滝のある谷へ到着。 |
12:26 谷の大岩の横を入ってみるが行けない。 |
12:39 谷の右側の一段上へ上がる。 |
12:52 竹が折り重なって倒れている。 |
13:11 竹を切り、谷の左右を上がって行く。 |
13:14 藪を抜けると小さな滝がある。 この付近が地形図の位置になる。 |
13:16 右の斜面から上部へ回り込む。 |
13:20 谷の奥に滝らしきものが見える。 |
上部の様子。 |
下部の様子。 | これが大滝なのだろうか。 |
14:07 持田別れの分岐へ戻る。 |
14:13 持田別れへ向かって上がる。 |
14:16 |
14:28 小さな平場。尾根へ下る分岐。 |
14:29 南へ向かって尾根を下る。 |
14:35 |
14:40 |
14:46 |
14:48 大きな石がある。 |
14:50 尾根道と斜面の分岐。尾根道を進む。 |
15:06 急斜面の藪を下がる。 |
15:13 踏み跡に出会った。 |
15:23 広い作業道のような道を行く。 |
15:24 鉄塔の巡視路のようだ。 |
15:25 鉄塔No.23に出会った。 |
15:26 斜面下の左隅から巡視路が続いている。 |
15:27 巡視路の標識。 |
15:29 巡視路を避け尾根に上がる。 |
15:31 石灯籠が立っていた。 |
灯籠の側に石碑があった。 大山講再興記念碑、昭和三十五年四月廿四日建之 |
15:32 シダの急斜面を下る。 |
15:37 尾根筋へ上がる。 |
15:40 巡視路へ出た。 |
15:41 巡視路は左へ。直進する。 |
15:52 密生する竹藪に入ってしまった。 |
15:57 笹や竹が密生し、枯倒竹のため草地へ出る。 |
16:03 ススキの原野へ出たところを振り返る。 |