(旧)みほの岬自然観察路(才〜軽尾)

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2018年4月26日(木) (旧)みほの岬自然観察路(才〜軽尾)
 以前には美保関町才から軽尾へ向かって「みほの岬自然観察路」という道があったらしいが、現在はその入口さえ解らなくなっている。ということなので、才の海岸を探してみることにしました。また2016年に見つけたヤブサンザシの花の様子を見ようと思いましたが、既に花の時期は終わり、全てが果実になっていました。4月の初旬に来ないといけないのかもしれません。
 才の海岸の港付近を歩いてみましたが、山に向かっては木々に覆われて道の跡らしきものも見えないので、海岸の岩場を先まで歩いてみました。海岸の岩場を回る道でもないだろうと引き返し、道が想定される木々の間を覗き込んで見ていると、一段高くなった場所が続いているのが見えました。木々の間を入って上がってみると、やはり古い道が延びていました。しかし、少し進むと太い笹が密生し、倒れ込んで道を塞いでいました。前方を見ると笹薮は2〜3mしかないようなので、なんとか笹を切り倒し、這うようにしてくぐり抜けました。笹を抜けると道は林の中に入り、目の前の急な斜面を2〜3回つづら折れに、尾根に向かって上がっています。斜面の道はあまりはっきりしませんが、よく見ると道の名残がわかります。尾根に上がると、荒れていてよくわからない状態ですが、尾根の海側に道が延びています。ここからしばらく軽尾の港の近くまでは、木が倒れ込んでいたり、蔓やイバラが藪になっているところが何ヶ所かあります。なんとか藪を切り払って軽尾港の近くになると、歩きやすい道になりました。人家の屋根が見える所までくると、才の方向を記したみほの岬自然観察路の標識が残っていました。標識を過ぎると、土砂災害防止の擁壁の間から民家の敷地に出てきました。
 40分ほど市道を才まで歩いて帰り、先ほどの山越えの道の入口を探しました。入口らしきものはなかなか見つかりませんでしたが、先ほど入った場所からだいぶ手前の船揚場の近くを見ると、岩の間に石垣が積んであり、その上を道が通っているようです。港の船揚場の先から真っ直ぐ草むらを進むのが古い観察路のルートのようです。

トゲミノキツネノボタン

ヤブサンザシ

ヒトリシズカ

2018年4月26日
下東川津
トゲミノキツネノボタン
2018年4月26日
美保関
ヤブサンザシ(果実)
2018年4月26日
美保関
ヒトリシズカ(果実)

ミヤマナルコユリ

アオギリ

イボミキンポウゲ

2018年4月26日
美保関
ミヤマナルコユリ(蕾)
2018年4月26日
美保関
アオギリ(冬芽)
2018年4月26日
長海
イボミキンポウゲ

才漁港左隅から林内へ道がありそうだ。 草むらの中に道がありそうだ。 石垣の上を右へ道があると思われる。

13:44
木々の間を入ると古い道の跡がある。
13:46
太い笹が倒れ込んでいる。
13:52
笹を抜けると林内に道が続いている。

13:56
山の斜面に道が続く。
13:58
尾根に向かって上って行く。
14:05
尾根に上がる。

14:09
尾根の海側に道がある。
14:11
道の脇に記念碑が立っている。
14:12
藪になった道を行く。

14:21
14:24
雲津の竹島や黒島が見える。
14:30
木が倒れ込んでいる。

14:32
サルトリイバラが巻きついた倒木。
14:34
やっと歩きやすい道になった。
14:37

14:39
軽尾の港が見える。
14:39
14:41
自然観察路の標識があった。

14:42
擁壁の間から下りてきた。
左右の民家の間へ出てきた。

軽尾にあった小さな社。
石塔には「泰雲院殿 村中」とある。



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