ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)

多年草
北海道〜九州の山の木陰に生える。地下茎は横にはい、節間は短い。茎は下部は立つが中部以上は斜上し、無毛、長さ30〜70cm。葉は卵形または長楕円形、鈍端、基部は短柄があり、長さ6〜11cm、両面無毛。花柄は斜上し、基部は短く茎と合生し、花の重さで弓状にゆるく曲がる。花は長さ17〜21mm、基部0.5mmほどが短柄となる。先は6浅裂し、裂片はそり返らず、先に小突起がある。内面は短毛がある。雄ずいは6、花糸は長軟毛があり中部まで花被に合生する。花柱は無毛、先は分裂しない。漿果は球形、藍黒色、径8〜12mm。花期は5〜6月。(原色日本植物図鑑)
学名は、Polygonatum lasianthum
キジカクシ科アマドコロ属
アマドコロ属の花は6個の花被片が先端部を残して筒状に合着している。



▼2011年6月4日 大海崎▼花柄が葉の裏面に沿って湾曲する。

ミヤマナルコユリ花

ミヤマナルコユリ葉

ミヤマナルコユリ花序

▼花は長さ約2cm、筒状で先端のみ6浅裂する。

ミヤマナルコユリ葉

ミヤマナルコユリ花序

ミヤマナルコユリ花

▼雄しべの花糸に毛がある。▼茎に多数の稜がある。

ミヤマナルコユリ雄しべ

ミヤマナルコユリ茎

ミヤマナルコユリ




▼2010年5月30日 枕木山

ミヤマナルコユリ花

ミヤマナルコユリ花

ミヤマナルコユリ花

▼花は筒状で先端が6浅裂する。

ミヤマナルコユリ花

ミヤマナルコユリ葉

ミヤマナルコユリ葉裏面

ミヤマナルコユリ

ミヤマナルコユリ

▼2005年5月21日 蕾 玉湯

ミヤマナルコユリ蕾

ミヤマナルコユリ

ミヤマナルコユリ

ミヤマナルコユリ

▼2018年4月26日 蕾 美保関

ミヤマナルコユリ蕾

ミヤマナルコユリ

ミヤマナルコユリ

ミヤマナルコユリ

▼2012年11月3日 果実 宍道

ミヤマナルコユリ果実

ミヤマナルコユリ果序

ミヤマナルコユリ果実

▼果実は直径約1.2mm。▼種子は長さ約5mm。

ミヤマナルコユリ果実

ミヤマナルコユリ果実

ミヤマナルコユリ種子

ミヤマナルコユリ

▼2010年11月13日 果実 宍道

ミヤマナルコユリ果実

ミヤマナルコユリ果序

ミヤマナルコユリ果序

ミヤマナルコユリ



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