白髪山〜大塚山

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2016年7月14日(木) 白髪山〜大塚山
 今日は、松江の山58座のうち残っている美保関町の白髪山(293.7m)と八束町大根島の大塚山(42.2m)に登りました。高尾山は自衛隊施設のため登れないので、残ったままとなります。
 山あいの荒れ地にナガバヤブマオが生えていました。やや稀な植物で、市内でも所々にあるのみです。また国道沿いにはマツバゼリがたくさん生えていました。マツバゼリは先日初めて見たばかりでしたが、市内でもあちこち広がっているのかもしれません。水路に生えていたホテイアオイは、誰かがここに入れたのか、流れ着いたのかは不明ですが、越冬できるものとできないものがあるようなので、経過をみてみようと思います。

 美保関町森山の公民館の向かいの道を奥に進み、山へ入った所で右に鉄塔巡視路の標柱がある。矢印に従い右の鉄塔境港線No51へ向かう。斜面を上がるとすぐに右手の小さな尾根に鉄塔No51が見える。白髪山とは方向が逆だが、鉄塔へ寄ってみると、白髪山の中腹に鉄塔No52が見えました。
 鉄塔から引き返し、右折したところを左折し真っ直ぐ進むと畑の中の道を通って、巡視路は山へ続いています。山を抜けると山を削ったような広い場所があり、その崖っぷちを巡視路が通っているので、ちょっとひやっとしました。
 山の中の道を進み、両側にシダが生えた道を上がると鉄塔境港線No.52がありました。鉄塔からは境水道やその向こうの境港の市街地が望まれます。地理院の点の記には小径があるとなっており、鉄塔の奥の尾根に道が続いているだろうと探してみますが、背丈ほどのシダが藪となって踏み跡のようなものは見えません。巡視路の先から回り込めないかと、巡視路を進んでみますが、急な斜面が続き、また巡視路はどんどん下がるので、シダの藪を行くしかないと思いました。
 シダの藪へもどってから、しばらく考えこんで、シダの藪をナタで短く刈り払うことにしました。林内に入るまで距離にして5mくらいの藪ですが、30分ほどかかって何とか通れるほどの道ができました。林内に入っても、背丈は少し短いですが、シダの藪は少しだけ続きました。
 頂上までは、踏み跡らしきものがあったりなかったりとはっきりしません。3ヶ所ほどシダの多い場所があり、そのまま進んだり、少ない場所を回り込んだりして、急な尾根を上ります。邪魔になる下木は多くはないですが、ナタで枝を切りながら、また下山のためにテープを頻繁に結びながら上がると結構時間がかかりました。
 白髪山の山頂(293.7m)は下木や下草も少ないので三角点はすぐにわかりました。ただこの山も、頂上は木々に囲まれているので、眺望はまったくありません。同じルートを下りましたが、テープの間隔が長いところは、補完してテープを結んでおいたので、次に登る人がいるとすれば、役に立つと思います。

 帰りは下宇部尾の万原から堤防道路を通って江島に渡り大根島の大塚山を目指しました。大塚山は小さく平坦な大根島の中央に小高く盛り上がったような標高42.2mの小さな山です。大塚山は公園になっており、中央の台地の上に神社があり、その手前に四角形に石組みされた中に二等三角点(42.2m)がありました。

ナガバヤブマオ

マツバゼリ

シロバナシナガワハギ

美保関
ナガバヤブマオ
美保関
マツバゼリ(果実)
大海崎
シロバナシナガワハギ

ホテイアオイ

西尾
ホテイアオイ

美保関町森山から見た白髪山。 11:08 美保関町森山
鉄塔巡視路入口、右へ入る。
11:10
右の道を行く。

11:12
斜面を上がる。
11:13
右に鉄塔No.51が見えてきた。
11:14
鉄塔から見た白髪山、鉄塔No.52が見える。

11:16
引き返し、鉄塔No.52へ向かう。
11:17
畑を過ぎ、山へ入る。
11:19
巡視路の片側が崩れ崖になっている。

11:22
分岐を右へ行く。
11:26
巡視路を進む。
11:32
鉄塔No.52に到着。

境港の市街地が見える。 11:39
鉄塔の奥はシダの藪になっている。
11:39
巡視路の先へ行ってみる。

12:34
シダの藪を切り開いた。
12:39
林に入ってもシダが続く。
12:45
何ヶ所かシダが生えている。

12:52
ほとんど踏み跡らしきものはない。
13:22
下木は多くないが枝を切りながら上がる。
13:28
白髪山頂上の三角点

三等三角点(293.7m) 山頂は木々に囲まれ眺望はない。

周りからわずかに高い大塚山。 15:43
大塚山公園入口。
15:47
高台が山頂。

15:48
大塚山頂上に神社がある。
神社の手前に三角点がある。 二等三角点(42.2m)。




島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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