1年草 熱帯アメリカ原産。南北アメリカ、アフリカ、オーストラリア、アジアに広く分布している畑地雑草である。全体無毛でセロリーに似た香りがある。茎はよく分岐して高さ15〜70cmになる。根生葉は柄を持ち3回に深裂、茎生葉は無柄で糸状に細裂する。春から夏にかけてごく小さな白色5弁花を多数つける。果実は幅1.5mm、やや扁平、2個の分果からなる。種子繁殖する。春に発生し、花期は夏から秋。家畜には有毒。花期は4〜9月。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Cyclospermum leptophyllum セリ科マツバゼリ属 ほぼ無柄の大散形花序が葉と対生してつき、大散形花序の柄2~4個が直接、葉腋につくため、葉腋に花序が2~4個ついたように見える。(三河の植物観察) |
▼2017年5月11日 玉湯 | ||
▼葉と対生して花序軸を出す。 | ||
▼2016年4月30日 玉湯 | ▼花弁5、雄しべ5、花柱2個。 | |
▼花は全開すると直径約1.5mm。 | ▼若い果実。 | |
▼若い果実は長さ約1.5mm。 | ▼果実は2個の分果からなる。 | |
▼分果の横断面、5脈がある。 | ▼葉と対生して数個の花序軸をだす。 | |
▼複散形花序の花序軸がなく、散形花序の花序軸5個が直接出ている。 | ▼下部の葉には長い葉柄がある。 | |
▼対生状に葉を出すものがある。 | ▼下部の葉は葉柄を含めて長さ約9cm。 | |
▼上部の葉はほぼ無柄で長さ約2.5cm。 | ▼上部の葉は糸状に細裂する。 | |
▼裂片は幅約0.4mm。 | ▼葉柄基部は広がって茎を抱く。 | |
▼茎はよく分岐する。 | ||
▼2016年6月6日 果実 玉湯 | ▼果実は熟すと紫褐色になる。 | |
▼果実は長さ約1.5mm。 | ▼果実は2個の分果となって落ちる。 | ▼分かれた分果。 |
▼分果の背面。 | ▼分果の腹面。 | ▼分果の先端、隆起した5脈がある。 |
▼分果の横断面、脈の間に油管がある。 | ▼脈の間の油管。 | |
▼2017年4月27日 幼苗 玉湯 | ▼次第に葉の幅が細くなる。 | ▼下部の葉は幅が広い。 |
▼2018年2月27日 幼苗 玉湯 | ▼幼い時期の葉は幅が広い。 | ▼3回3出に深裂している。 |
▼本葉が1枚出たもの。 | ||
▼歩道の縁石沿いに生えている。 | ||
▼2019年7月17日 八雲 | ▼花は直径約1mm。 | |
▼葉と対生して花序軸を出す。 | ▼若い果実。 | |
▼2016年7月17日 美保関 | ▼葉と対生して花序軸を出す。 | |
▼若い果実は長さ約1.5mm。 | ▼茎の葉は糸状に細裂する。 | |
▼茎はよく分岐し、高さ約28cm。 | ||