多年草 本州(山形県・宮城県以南)〜沖縄の山地に生える。茎は高さ1〜2m、叢生し、鈍4角、葉柄とともに紅色、まばらに寝た短毛がある。葉は対生し、卵状長楕円形、鋭尖頭、ふちにそろった鋭鋸歯があり、3主脈が目立ち、質やや薄く、両面まばらに寝た短毛があり、長さ10〜20cm。葉柄は葉身より短い。下部には雄花序、上部には雌花序を付ける。雄花は球状に集り、花被片4、雄しべ4。雌花も球状に集り、花被筒に包まれた果実は倒卵形または広倒卵形、長さ1.5mm、上部にだけ短毛がある。柱頭は長さ1.5mm。花期は8〜10月。(原色日本植物図鑑) 「発育のよい株の中部の葉(葉身)は長さ約25cm,幅約13cm」(神奈川県植物誌 2001)とあるという。 学名は、Boehmeria sieboldiana イラクサ科ヤブマオ属 葉の広いものをヒロハノナガバヤブマオとされるようだが、詳細が不明。 |
▼2012年9月16日 島根 | ▼雌花は球形に集まる 。 | ▼葉は対生し、葉腋から長い花序を垂らす。 |
▼穂状花序は長さ約16cm。 | ▼花柱を伸ばした雌花。 | ▼葉の先は長く尖る。 |
▼葉身は長さ約24cm、幅約13cm、葉柄は長さ約7cm。表面は無毛。 | ||
▼葉の裏面は無毛。 | ▼茎には微毛がある。 | |
▼2014年10月4日 果実 島根 | ▼果穂は長さ約12cm。 | |
▼乾燥した果序、直径4〜5mmの球状になる。 | ||
▼果実は花被に包まれ、長さ1.5〜2mm。 | ▼花被を除いた果実、長さ約1mm。 | |
▼葉身は長さ約25cm×13cm。 | ||
▼2013年8月26日 島根 | ▼葉の先端は尾状に伸びる。 | ▼葉身は幅約14cm。 |
▼葉身は長さ約23cm。 | ▼葉身は長さ約20cm、幅12cm。 | ▼葉は両面とも無毛。 |
v茎は稜があり、短毛がある。托葉がある。 | ||
▼2016年7月14日 美保関 | ▼葉は細長く先端は尾状に伸びる。 | ▼葉身は長さ約18cm×8.5cm。 |
▼2007年8月26日 玉湯 | ▼葉は細長く先端は尾状に伸びる。 | |
▼葉身は長さ約18cm。 | ▼葉は対生し、葉柄が長いが、葉身より短い。 | |
▼葉の先端は尾状に伸びる。 | ||
▼2011年7月28日 蕾 玉湯 | ▼葉身は約16×9cm。葉柄が長い。 | |
▼細長い葉、約19×7cm。葉柄が長い。 | ▼先端は尾状に伸びる。 | ▼基部はくさび形。 |
▼全体に葉の幅が広く円形に近く見え、ナガバという名前があたらない。ヒロハノナガバヤブマオ(Boehmeria sieboldiana var. ovata)というものがあるらしいが、詳細が不明。 |
▼2015年6月13日 八雲 | ▼葉は表裏とも無毛、先端が尾状に伸びる。 | ▼葉身は長さ長さ22cm×幅16cm。 |
▼全体に葉の幅が広く、下部の葉は円形に見えるように幅が広く大きい。 | ||
▼2013年8月17日 八雲 | ||
▼中部の葉。 | ▼葉身は約23cm×11cm、葉柄は7cm。 | ▼片側20個の鋭い鋸歯がある。 |
▼下部の葉はほぼ円形。 | ▼葉身は約23cm×16cm、葉柄は10cm。 | |
▼片側16個の鋸歯がある。 | ▼中部の葉はおおむね幅が11cm。 | ▼茎は稜があり無毛。 |
▼2013年7月17日 八雲 | ||
▼下部の大きな葉。 | ▼葉身は25×17cm。片側17個の鋸歯がある。 | v表面はほぼ無毛。 |
▼葉の裏面はほぼ無毛。 | ||