多年草 南アメリカ原産。明治時代に園芸植物として導入され、しばしば逸出している。地下に長い根茎を伸ばし、そこから直立する茎を出す。断面が四角形で、通常分岐せず、高さ15〜50cmになる。葉はやや硬くてざらつき、無柄で対生し、長披針形、縁には少数の鋸歯があり、下部にある葉を除いて葉先は鋭く尖る。茎の頂に短い穂状花序が集まり、先が5裂して開いて直径5mmほどの紫紅色の筒状花を密につける。花期は春〜秋。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Verbena rigida クマツヅラ科クマツヅラ属 別名バーベナ・リギダ。似た花にヤナギハナガサ、アレチハナガサ、ダキバアレチハナガサ、ハマクマツヅラなどがある。アレチハナガサ類 図入り検索表 また、園芸植物として葉が羽状に切れ込む「宿根バーベナ」(ヒメビジョザクラGlandularia tenera)があり、名前に混乱がある。 |
▼2013年10月31日 宍道 | ▼花筒が長い。 | |
▼花冠は直径約8mm、花筒は長さ約1cm。 | ▼苞が長く突き出し目立っている。 | |
▼萼と苞、線形の苞は長さ約6.5mm。 | ▼花は咲き上がり、長い花穂となる。 | |
▼萼の中に果実がある。 | ▼萼は長さ約4mm。 | ▼萼の中に4分果がある。 |
▼萼の中の4分果。 | ▼分果は長さ約1.5mm。 | ▼分果の腹面(左)と背面(右)。 |
▼葉は葉柄がない。 | ▼葉は長さ約4cm、尖った鋸歯がある。 | ▼表面や縁に短毛がある。 |
▼裏面の葉脈に毛が多い。 | ▼茎には開出毛が多い。 | |
▼2010年8月21日 古曽志 | ▼花筒が長い。 | |
▼苞が萼筒より著しく長い。 | ||
▼葉の基部はやや茎を抱く。 | ▼茎に開出毛が多い。 | |
▼高さは50cm程度。 | ||
▼2010年6月9日 玉湯 | ▼花筒が長い。 | ▼苞が萼筒より長い。 |
▼葉の基部はやや茎を抱く。 | ▼茎には開出毛が多い。 | |
▼2005年5月21日 宍道 野生化 | ||