多年草 南アメリカ原産。1967年ころから福岡県や神奈川県で見いだされ、現在では関東地方以西の市街地の道ばた、荒地や河川敷に大きな群落を作っている。茎は直立して4稜があり、よく分岐して上部はなびき、高さ2mほどになる。茎生葉は無柄で広線形、ほぼ半分より上部に鋭鋸歯があり、無柄で対生する。茎の上部につく葉では基部が茎を抱かない。茎の頂で盛んに分岐して長さ2〜3cmの穂状花穂を多数つける。花冠は直径3mm、淡青紫色で5裂。ヤナギハナガサに比べて花筒部が短い。果期には穂がのびて円柱形となり,長さ1〜5cmになる。果実は4分果。花期は夏〜秋。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Verbena brasiliensis クマツヅラ科クマツヅラ属 似た花にヤナギハナガサ、ダキバアレチハナガサ、シュッコンバーベナ、ハマクマツヅラなどがある。アレチハナガサ類 図入り検索表 |
▼2012年10月25日 八雲 | ||
▼花穂は長さ約1cm、幅約3.5mm。 | ▼花は直径約4mm。 | |
▼花筒は長さ約4mm、萼は長さ約3.5mm。 | ▼花筒は萼から長く出ない。 | ▼花序枝には開出毛がある。 |
▼下部の葉(左)〜上部の葉(右) | ▼上部の葉は線形で、鋸歯がない。 | |
▼葉は長さ約8cm。 | ▼葉の表面には毛が多い。 | |
▼毛の拡大。 | ||
▼葉の裏面は脈上や葉面に毛が多い。 | ▼葉柄は茎を抱かない。 | |
▼茎には上向きの短毛がまばらにある。 | ▼高さは約120cm。 | |
▼2012年10月9日 乃白 | ▼花が進むと穂が長く伸びる。 | |
▼花の筒部が短い。 | ▼花穂は長さ約1.5cm、幅4〜5mm。 | ▼花は直径約3.4mm。 |
▼花序柄に開出する毛が密生する。 | ▼茎はほとんど無毛。 | |
▼茎の稜に細かな突起がある。 | ▼下部の葉(上)、上部の葉(下)。 | ▼葉は長さ約6.5cm。葉柄はない。 |
▼葉の表面に毛が多い。 | ▼葉の裏面は縮れた毛が密生する。 | |
▼2018年9月18日 八雲 | ||
▼花は直径3〜4mm。 | ▼上部の枝には毛が多い。 | |
▼下部の茎には毛が散生する。 | ||
▼2012年7月10日 乃白 | ▼花筒が短い。 | |
▼花序柄に開出する毛が密生する。 | ▼茎にはまばらに毛がある。 | |
▼葉の基部はくさび形で茎を抱かない。 | ||
▼2011年6月29日 乃白 | ▼花の筒部が短い。 | ▼花序柄に斜上する毛が密生する。 |
▼花が咲き進むと花穂が長くなる。 | ||
▼葉の基部はくさび形で茎を抱かない。 | ▼茎にはまばらに毛がある。 | |
▼2005年8月6日 佐草 | ▼花序柄に開出する毛が密生する。 | |
▼葉の基部はくさび形で茎を抱かない。 | ||
▼2003年10月12日 上来待 | ||
▼2014年9月2日 果実 乃白 | ▼果実を包んだ萼は長さ約3mm。 | |
▼萼の中に4分果がある。 | ▼分果は長さ1.5〜1.7mm。 | |
▼2013年1月31日 果実 乃白 | ▼穂は長さ約4cm。 | |
▼萼は長さ約3.7mm、中に4分果がある。 | ▼分果は長さ約1.7mm。 | |
▼分果の腹面に白い乳頭状突起がある。 | ▼分果の背面。 | |
▼花序枝には毛が密生する。 | ▼花序枝の毛の拡大。 | |
▼2011年5月4日 幼株 乃白 | ||
▼2014年4月19日 芽吹き 乃白 | ▼越冬した去年の茎から芽を出している。 | |