成相寺〜鷺目越〜朝日山東ノ峰〜舞木・頭谷池

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2017年1月7日(土) 成相寺〜鷺目越〜朝日山東ノ峰〜舞木・頭谷池
 今日は朝日山の東ノ峰から尾根沿いに下がる道があるかどうかを確かめることにしました。朝日山へは成相寺の手前から上がるルートを行こうと思います。このルートは8年前に一度登ったきりで久しぶりです。

 以前にキチジョウソウを写した場所で果実を探すと赤い果実が数個だけ目の前にありました。まだないのかと葉をかき分けて探しましたが、ありませんでした。実付きが悪いのか落ちてしまっているのでしょうか。しかしすぐわかる場所に2本の花茎があったのは運が良かったと思いました。某掲示板にギンリョウソウモドキの果実のお尋ねがあったので、以前に写した場所に行ってみると、以前と同じように果実をつけた茎が数本立っていました。果実が裂けて種子が出ている様子を写すことができました。

 荘成町の成相寺の手前の分岐から道を右へ入っていくと、田んぼの脇を通り5分ほどで山沿いの作業道になります。車1台が通れる作業道を15分ほど行くと作業道は終わり、小さな木橋があります。木橋を渡ると突き当りの斜面に細い登山道が左へ上がっています。細い斜面の道を上がって行くと、すぐに道は竹林の中の急な道になり、石垣を積んだ水田跡と思われるようなところもあります。
 このルートは以前は鹿島町古浦から湖北地帯へ魚を運ぶ山越えの道であり、鷺目越と呼ばれているそうです。10分ほどでこの鷺目越の峠に到着します。またこのルートは朝日山への古い参道でもあり、町石も残っています。
 峠から左へ上がり、溝のようにえぐられた道を行くと、10分ほどで中国自然歩道になっている石段からの登山ルートに合流し、さらに7分ほどで朝日寺に到着します。

 東ノ峰の山頂からさらに東へ進むと小さな広場に出てきます。ここには以前はアンテナが立っていたようです。道はここで途切れてしまいましたが、木々の切れ間があり、その先にススキが生えている場所があったので、入ってみました。しかし踏み跡のようなものはなく、あたりを見回すと右手の方に尾根筋があるように見えました。尾根筋に向かってみると、なんとなく歩けそうな感じなので、枝を切り落としながら進みました。
 尾根道を少し進んで行くと、古いテープがたくさん結んであるのが見つかりました。先ほどの広場から先へ進むのではなく、途中から入るルートがあるのでしょう。テープは要所毎に結んであり、また尾根筋を歩いているので、迷うことはなさそうです。
 シダの多い場所を上がって、尾根道を左へと曲がっていくと、その先は下りの急斜面が続きます。なんとか木の枝に掴まりながら下りていきますが、転がり落ちそうな斜面です。一度腐った木に足を置いたために、尻もちをついてしまいました。
 急斜面をなんとか谷へ下りると、少し竹や笹があり、そこを抜けると砂防堰堤が目の前に立ちふさがります。堰堤の山側の斜面の笹をかき分けて上がると、堰堤を越えることができ、その先は管理された作業道となっていました。川に沿って作業道を下ると溜池(頭谷池)があり、その先に民家があり、その向こうに市道が見えました。ここから出発地まで35分ほど歩きました。

 この谷は以前によく植物観察に入っていた谷でした。以前は荒れたような暗い谷でしたが、今回歩いてみると、きれいに整備されたようで、人家へ出るまで気がつきませんでした。
 今回のルートは途中は歩きやすいコースでしたが、最後はテープに誘われて長い急斜面を下りることとなり、一般的なルートとしては勧められません。次回には急斜面を下りずに東か南東方向へ尾根を進むルートを探してみようと思います。  

ハゼノキ

フユイチゴ

キチジョウソウ

2017年1月7日
荘成
ハゼノキ(果実)
2017年1月7日
荘成
フユイチゴ(果実)
2017年1月7日
荘成
キチジョウソウ(果実)

ギンリョウソウモドキ

2017年1月7日
鹿島
ギンリョウソウモドキ(果実)

西浜佐陀町から見た朝日山 11:23
成相寺手前の分岐出発
11:27
田んぼの脇道から山へ向かう

11:35
山沿いの道を行く
11:41
橋を渡る
11:43
小さな木橋を渡って道が終わる

11:44
突き当りの斜面を左へ細い道がある
11:44
斜面に道が続く
11:47
竹林の中の道を進む

11:49
水田の跡か、石垣がある
11:54
鷺目越の峠、右は古浦へ下る
11:54
朝日山へ向かう道

11:54
朝日寺への町石がある
11:57
溝のような道を上がる
12:05
石段からの登山道に合流

12:10
休憩所
12:11
橋の下をくぐって朝日寺へ
12:12
朝日寺(25分休憩)

12:41
朝日山東ノ峰から南東方向を
12:42
朝日山東ノ峰から北方向を
12:47
東ノ峰の東にあるアンテナ跡の広場

12:48
木々の切れ間から下りてみる
13:04
尾根に道がありそう
13:15
枝を切りながら進む

13:16
尾根道に古いテープが結んである
13:19
歩きやすい尾根道がある
13:20
小さなピークに上がる

13:23
尾根道を下がる
13:26
はっきりした尾根道がある
13:34
植林地を進む

13:37
少し荒れた所もある
13:40
シダの多いところを上がる
13:42
平坦な尾根に上がる

13:44
尾根の分岐、左へ進む
13:53
急な斜面を下る
13:57
急な斜面

14:03
滑り落ちそうな急斜面が続く
14:13
下った急斜面を振り返る
14:13
谷の先に竹や笹が見える

14:18
竹や笹を抜けると砂防堰堤がある
14:21
管理された作業道から堰堤を振り返る
14:28
溜池、頭谷池がある

14:31
民家の先に市道が見える



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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