つる性多年草 中部地方以西〜沖縄の山野に生える。根は肥大して横にはう。茎は長く伸びてものに絡む。雌雄異株。葉は互生で3裂、または掌状に5〜9裂し、長さ6〜12cm。両面に毛があり、中央裂片の先は長く尖るが、側裂片の先は尖らない。葉柄は長さ約10cm、基部に1対の小突起がある。雄花序は枝分かれして多くの花がつく。花被片は長さ約1.4mm、黄色で平開し短い柄がある。雌花序は葉腋から1〜2本が垂れ下がり、花がまばらにつく、花被片は雄花と同じ大きさ。橙黄色で柄はない。さく果は3翼があり幅1.5〜1.8cm、種子は約1.2cm、まわりに翼がある。花期は7〜8月。(広島の山野草) 学名は、Dioscorea quinqueloba ヤマノイモ科ヤマノイモ属 ヤマノイモのさく果は下向きにつき円形となる。オニドコロのさく果は上向きにつき、種子の片側にのみ翼がある。 似た花の比較 |
▼2004年8月21日 雌花 西忌部 | ▼雌花は花序にまばらにつく。 | |
▼2012年9月6日 雄花 美保関 | ▼雄花には花柄がある。 | ▼花被片6個、雄しべ6個。 |
▼2004年8月25日 雄花 佐草 | ||
▼2006年8月14日 雄花 佐草 | ||
▼2009年9月13日 雄花 宍道 | ||
▼2012年9月16日 若い果実 島根 | ▼果実は上向きになる。 | ▼花後の子房の翼は小さい。 |
▼果実は3個の翼があり、長さ約1.5cm | ▼果実と花後の子房。 | ▼花序は枝を分けながら長くなる。 |
▼2011年10月12日 果実 西長江 | ▼果実は上向きにつく。 | ▼翼が3枚ある。 |
▼葉柄基部に突起がある。 | ||
▼2013年1月20日 果実 島根 | ▼果実は上部が裂開して種子をだす。 | ▼果実は上向きにつく。 |
▼枯れ残った葉。 | ▼果実は長さ約1.2cm、幅約1.5cm。 | |
▼種子は全周に翼があり、長さ約1cm。 | ▼大きな葉は5裂し、小さな葉は裂けていない。 | |
▼葉柄の基部に突起がある。 | ||
▼2013年1月12日 果実 玉湯 | ||
▼種子の全周に翼がある。 | ▼果実は上向きにつく。 | |
▼2012年12月29日 果実 大東 | ▼果実は上向きにつく。 | |
▼種子は長さ約1.2cm、全周に翼がある。 | ||
▼2011年2月16日 裂開した果実 玉湯 | ||
▼2007年6月30日 玉湯 | ▼葉脈上に毛がある。 | ▼葉柄基部にある突起。 |
▼2006年8月14日 葉柄基部の小突起 佐草 | ▼2004年7月19日 東出雲 | |