ヤマノイモ(山の芋)

つる性多年草
北海道〜沖縄の山野にふつうに生える。葉は対生し、長さ5〜10cmの三角状披針形で基部は心形、先は長くとがる。葉腋にしばしば珠芽(ムカゴ)がつく。雌雄異株。雄花序は葉腋から直立し、白い小さな花を多数つける。花被片は6個ある。雌花序は葉腋から垂れ下がり、白い花がまばらにつく。雌花はやや小さく、子房に翼がある。成熟すると翼が大きく張りだす。さく果は下向きにつき、扁平な丸い翼が3個ある。種子は円形で周りに薄い翼がある。花期は7〜8月。(野に咲く花)
学名は、Dioscorea japonica
ヤマノイモ科ヤマノイモ属
オニドコロの果実は上向きにつき楕円形、種子の片側にのみ翼がある。カエデドコロのさく果は上向きにつき、種子の全周に翼がある。葉柄基部に小さな突起がある。
似た花の比較



▼2005年8月28日 雌花は下垂する。 東忌部

ヤマノイモ雌花

ヤマノイモ雌花序

ヤマノイモ雌花序

▼2005年8月6日 雄花 佐草▼雄花は直立する。

ヤマノイモ雄花

ヤマノイモ雄花序

ヤマノイモ雄花序




▼2006年8月14日 雄花 佐草▼2003年9月15日 佐草 雄花とムカゴ

ヤマノイモ雄花序

ヤマノイモ雄花序

▼2003年9月15日 雌花と若い果実▼果実は下を向いてつく。

ヤマノイモ果実

ヤマノイモ果序

▼2004年10月11日 珠芽(ムカゴ) 佐草▼葉が対生する。▼2005年9月18日 珠芽 東忌部

ヤマノイモ珠芽

ヤマノイモ葉

ヤマノイモ珠芽

▼2015年11月23日 果実 宍道▼果実は下向きにつき、円い翼がある。▼果実は下側が裂けて種子がでる。

ヤマノイモ果序

ヤマノイモ果実

ヤマノイモ果実

▼果実は長さ約1.5cm。▼果実には円い翼が3個ある。▼翼を開くと1室に種子が2個ある。

ヤマノイモ果実

ヤマノイモ果実

ヤマノイモ果実

▼種子は翼を含めて直径約1.5cm。▼種子には全周に翼がある。

ヤマノイモ種子

ヤマノイモ種子

ヤマノイモ

ヤマノイモ

▼2012年12月29日 果実 東忌部▼果実は下向きにつく。▼果実は長さ約1.5cm。3個の、丸い翼がある。

ヤマノイモ果実

ヤマノイモ果序

ヤマノイモ果実

▼種子の周りに円形の翼がある、長径約1.3cm。▼種子の縦断面。

ヤマノイモ果実

ヤマノイモ種子

ヤマノイモ種子

ヤマノイモ果序

ヤマノイモ果序

▼2010年4月10日 果実の翼は円形 玉湯▼裂開した果実。中に種子がある。▼種子の周囲に翼がある。

ヤマノイモ果実

ヤマノイモ果実

ヤマノイモ種子

ヤマノイモ果実

ヤマノイモ果序

▼2003年11月16日 珠芽(ムカゴ) 佐草

ヤマノイモ珠芽



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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