宍道町史に、「八幡宮 宝暦2年(1752)の棟札によれば字椎山の地に遷座とされている。1908年(明治41)、身武智神社の境内社となる。」とあります。宍道町歴史資料集(地名編)によって、字名「椎山」を探すと、石宮神社の南の山に「椎山」を見つけることができました。またこの山には、「椎山第1号墳」をはじめ椎山古墳群があります。近くの方に尋ねると、「よくわからないが、古墳の近くにあったのではないか。」、また高齢のお婆さんにも尋ねましたが、「このあたりにあったらしいが、今は身武智神社の境内にある。」ということで、あまり情報が得られませんでした。
「古墳の近く」という情報を頼りに、丘の上の「椎山第1号墳」の案内標識に従って、民家の石垣の脇から山へ向かいました。説明板の前から左へ折れて林内へ入ると、山道には敷石が残っていました。案内標識から右へ折れると、すぐに古墳の後円部が見えてきます。
古墳から先程右折したところへ引き返し、さらに直進すると頂上部は平坦な場所となっています。昔は家があったのか、やかんなどのゴミが散乱していました。古墳の近くに神社があったとすれば、この平坦な頂上ではないかと思われますが、情報不足です。
松江の神社
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