2020-2-24 東出雲町須田〜星上峠の旧道を探して |
2020年2月24日(月) |
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今日は ・東出雲町春日の円筒分水施設 ・林道須田・大谷線〜星上峠 ・旧道須田〜岩坂越 ・岩坂越 を探してみました。 |
2020年2月24日(月) | 湯谷池の円筒分水 |
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2019年3月25日に見た矢田町の円筒分水施設について、東出雲町春日に同様の分水施設があるという情報を得たので、湯谷池を訪れてみました。 湯谷池の谷に入って、堤塘の下の水路を探しても、分水施設は見つかりませんでした。もう壊されてしまったのかとも考えましたが、少し水路の流末を探して見ることにしました。谷を下がって、春日トンネル入口の近くにある墓地の入口に円形の施設が見えました。ここの円筒分水は3つの水路に用水を分けていました。 この円筒分水は、円筒分水のことで紹介されています。 |
東出雲町春日 湯谷池の堤塘 |
円筒分水施設 |
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東出雲町春日 3つの水路に分かれている。 |
2020年2月24日(月) | 林道須田・大谷線〜星上峠 |
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2019年5月25日に一度上がったが星上峠の手前の藪で引き返した径へ再度向かってみました。 宍道湖南部広域農道から林道須田・大谷線を入り、耕地に沿って谷を奥へ向かって上がっていきます。耕地を過ぎ林内に入ると左手に作業小屋があり、その先で橋を渡って、さらに谷を上がっていきます。林道の分岐があり、左へ橋を渡り上がっていくと、ぬかるんだ径がしばらく続き、その先で林道が分岐します。左へと斜面をあがって行くと、目の前に星上山系が見えてきて、目指す星上峠も見えてきます。どこまでが林道須田・大谷線なのかわかりませんが、しばらく上がると林道は終わり、その先の林内に尾根径が続いています。 尾根径を少し進むと、先が藪となってきて、その先にも踏み跡があるような感じにも見えますが、ルートは右の斜面に折れて、急斜面を上がって尾根径に上がります。 尾根径を少し上がると、ピークに向かう径と、左へ折れて斜面をトラバースする径とに分かれます。斜面をトラバースする径は、急斜面の非常に狭い踏み跡なので、非常に緊張します。斜面を過ぎるとすぐに尾根径へ出てきます。ピークを上がるルートを確かめようと、斜面の径を分岐まで引き返し、急斜面をピークへ向かいました。急斜面は枯れ葉に足が滑りますが、木々につかまって上がれるので、斜面の狭い径よりは、安心できます。ピークから急斜面を下がると、先程の斜面からの径が尾根径へ出会った場所に下りてきました。ここまで来ると、目指す星上峠の上にあるアンテナが見えてきます。 尾根径を進んでいると、左へ入る踏み跡があり、たどってみると斜面を後方へ向かって伸びています。やがて径は谷へ下りて行くようなので、引き返しましたが、市ノ原に向かって下りていると思われます。 元へ引き返して、林内の径に入ると、一基の石地蔵がありました。昔は星上寺への参拝ルートとしても使われたと思われるので、一丁地蔵なのかも知れません。ここからしばらくの林内の径は、U字形になった径が上がっており、旧道の名残りが感じられる径です。 石地蔵から15分ほど上がると、木々の向こうに星上峠の下にある小さなアンテナが見えてきます。林を抜けると、笹薮が広がっていますが、その中になんとなく踏み跡が見えています。この笹薮の手前に左へと踏み跡があり、藪が深く通れそうもありませんが、萱野地区へ向かう旧道があったと思われます。 去年はナタを持ってきていなかったので、ここでイバラの藪に拒まれて、引き換えしています。今回はナタを持ってきたので、ノイバラやサルトリイバラ、タラノキを払いながら進みましたが、あちこちでひっかかるので、手は傷だらけになってしまいました。15分ほど藪と格闘し、やっとアンテナ脇の芝地に出て、星上峠まで上がることができました。 |
東出雲町須田 農道から林道須田・大谷線を入る。 |
谷の奥の耕地の脇を入る。 |
林内へ向かう。 |
東出雲町須田 作業小屋の脇を通る。 |
橋を渡る。 |
林道を上っていく。 |
東出雲町須田 11:02 分岐を左へ、橋を渡る。 |
11:07 林道を上っていく。 |
11:09 しばらく湿地状態が続く。 |
東出雲町 11:12 分岐を左へ、斜面を上る。 |
11:16 少しの区間舗装がある。 |
11:24 遠くに星上峠が見える。 |
東出雲町 11:28 枯れススキが多くなる。 |
11:34 さらに上がっていく。 |
11:38 林道はここで終わり。 |
東出雲町 11:39 林の中に尾根径がある。 |
11:41 少し藪になるがくぐっていく。 |
11:43 すぐ藪になるが、踏み跡のように見える。 |
東出雲町 11:43 手前の右斜面へ上がる。 |
11:47 急斜面に径が上がっている。 |
11:49 尾根道へ上がった。 |
東出雲町 11:50 ピークと斜面への径が分かれる。 |
11:53 斜面の径へ進む。 |
11:54 とても狭い径を注意深く進む。 |
東出雲町 11:55 尾根径へ出る。 |
11:57 分岐へ引き返し、ピークへ向かう。 |
12:04 滑りながら急斜面を上がる。 |
東出雲町 12:06 ピークからの展望 |
12:07 星上峠のアンテナが見える。 |
12:08 ピークから急斜面を下る。 |
東出雲町 12:10 斜面から回った尾根径に出会う。 |
12:12 尾根径を進む。 |
12:13 宍道湖方面の展望 |
東出雲町 12:15 左へ踏み跡があり、向かってみる。 |
12:16 斜面に径が続いている。 |
12:18 |
12:20 径は谷へ下り、さらに尾根径もありそうだ。 |
東出雲町 12:25 元へ引き返し、直進する。 |
12:29 石地蔵が一基だけ残っている。 |
12:30 旧道の名残の山径が上がっている。 |
東出雲町 12:32 宍道湖が広く見渡せるようになる。 |
12:34 |
東出雲町 12:40 径端に大きな石がある。 |
12:43 細い尾根径を行く。 |
12:44 開けた先に峠のアンテナが見えてきた。 |
東出雲町 12:45 笹の中に踏み跡がある。 |
12:48 ノイバラやサルトリイバラに悩まされる。 |
12:55 藪がまだ続く。 |
東出雲町 13:01 やっとアンテナ脇に出てきた。 |
13:02 星上峠に上がった。 |
アンテナ脇の藪から上がってきた。 |
東出雲 中海方向の展望 |
昭和22年発行地形図 |
2020年2月24日(月) | 旧道岩坂越を探して |
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現在の星上峠を越える道は新しく、旧版地形図には岩坂越として、萱野方向へ少し下がったところから谷を上がっています。峠を少し下がり、墓掃除をしておられる地元の人に聞いてみると、「昔の径は溜池から上がっていた。もう随分通ったことはないが、電柱の下は木が刈られているから通れるだろう。」ということでした。
少し下がったところに谷があり、電柱が並んで上がっています。径がないかと谷を少し入ると、左の竹林の脇に踏み跡があるように見え、道路に戻ってみると、竹林の脇から踏み跡が上がっていました。踏み跡から入ってみると、溜池へ上がるような径で、溜池の土手に上がって、土手を右へ谷の中央に向かいますが、踏み跡のようなものは見えません。少し上がると、平坦な場所に上がり、どうも広い道があるようで、右の竹林の中へ下がっているようでした。径はどこから上がっているのかと下がって見ると、谷の一段下を横切り、溜池の上部から柿畑の脇を通って道路に下りていました。 この広い径が旧道ではないかと再度上がって見ますが、随所で枯竹が倒れ込んでいます。枯竹をなんとか踏み越え、潜りながら上がってみましたが、ついに幾重にも倒れ込んだ枯竹で進めなくなってしまいました。電柱のある谷へ引き返し、尾根に上がろうと思いましたが、谷は急傾斜で、こんなところを旧道が上がっているとは思えませんでした。上がれそうな場所はないかと少し竹林内を下がってみると、竹林内にわずかに踏み跡のようなものがあり、尾根に向かっても、なんとか上がれる緩斜面になっています。斜面を少し上がると、尾根にある星上山の登山道に出会いました。上がった尾根にある大きな木の根元に、高さ10cmほどの小さな石の祠が置いてありましたが、中は空でした。側には小さな男雛のようなものもあり、ここはなにか意味のある場所だったようで, 多分旧道の峠ではなかったかと思われます。 また機会があれば、竹林内の広い径の行き先や旧岩坂越えのルートなどを確認してみたいと思います。 |
東出雲町 道路から電柱が並ぶ谷へ向かう。 |
竹林の脇に踏み跡がある。 |
径は溜池へ向かっている。 |
東出雲町 溜池の土手を右へ向かう。 |
径は見えないが電柱の並ぶ谷を上がる。 |
電柱に沿って木々は刈られている。 |
東出雲町 谷から広い径が下がっている。 |
柿畑の脇を通って径が上がっている。 |
竹林の中に広い径がある。 |
東出雲町 先程の溜池の上を通っている。 |
枯れた倒竹が多い。 |
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東出雲町 電柱のある谷を回って上がっている。 |
随所で枯竹が重なっている。 |
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東出雲町 この先径が急カーブで上がる。 |
枯竹が重なり合い、越えられない。 |
電柱のある谷の近くから尾根へ向かう。 |
東出雲町 すぐに尾根が見える。 |
登山道に出会う。 |
尾根に上がった場所を振り返る。 |
東出雲町 木の根元に小さな祠がある。 |
登山道を下がる。 |
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昭和22年発行地形図 |
2020年2月24日(月) | 須田〜岩坂越(星上峠)への旧道を探して |
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昭和22年発行の旧版地形図を見ると、東出雲町須田から谷を上がって星上山へと旧道があります。午前中に林道須田・大谷線から谷を上がって星上峠まで上がりましたが、途中からはこの旧道と重なっています。星上峠からの帰りには、東隣りの谷からの旧道を探してみることにしました。 旧版地形図を頼りに、林道からそれらしき尾根に上がってみると、北へ向かった尾根に踏み跡が続いていました。はっきりした径が続き、10分ほど下がったところから、径なりに下がって行き、場所を確認すると、間違った谷を下りていることに気が付きました。 間違って直進した場所まで引き返すと、分岐部分がはっきりしませんが、右の尾根に向かって踏み跡が続いていました。10分ほど尾根径から斜面の径へと下がっていくと、前方が開けてきて、畑の脇へと出てきました。この畑には谷を上がってくる作業道があり、以前にも何度か来たことのある場所でした。 畑から作業道を下がっていくと、15分ほどで宍道湖南部広域農道へ出会いますが、以前は川の流れとともに途中から反対側の山際を通っていたようですが、今は耕地整理によって真っ直ぐな道になっています。旧道はここから |
東出雲町 14:21 星上峠から旧道へ下りる。 |
15:04 林道から尾根へ分岐する。 |
15:07 北へ向かって尾根に径がある。 |
東出雲町 15:09 はっきりした径が下がっている。 |
15:10 尾根径を下がる。 |
15:12 |
東出雲町 15:13 間違って直進してしまう。 |
15:27 引き返し、右へ分岐する。 |
15:28 はっきりした尾根径が下がる。 |
東出雲町 15:32 斜面へ径が下がる。 |
15:38 前方が開けてくる。 |
15:39 畑の脇へ下りてきた。 |
東出雲町 15:40 出てきたところを振り返る。 |
15:40 畑の脇の作業道を行く。 |
15:43 |
東出雲町 15:45 田んぼの脇を進む。 |
15:49 旧道は反対側の山際を通っていた。 |
15:55 広域農道へ出会う。 |
昭和22年発行地形図 |
2020年2月24日(月) | 東出雲町須田〜八雲町東岩坂川原 |
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昭和22年発行の旧版地形図を見ると、東出雲町須田から谷沿いに八雲町に抜ける径が描かれています。谷を入っていくと、奥に石垣がありますが、なんの為の石垣か不明です。この奥は八雲町にある溜池の上部になり、湿地になっています。湿地の左側に、わずかに藪の中に踏み跡があり、また古いテープがあったり、枝を切った跡がありますが、やがて藪が深くなり、今回は他に目的もあるので諦めました。 |
東出雲町 林道から林内へ入る。 |
谷の奥に石垣がある。 |
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東出雲町 藪の中にわずかに踏み跡がある。 |
藪が深くなり引き返す。 |