2019-8-8 大井町〜大海崎町 |
2019年8月8日(木) | 大井町〜大海崎町 |
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今日は、古い地形図を見ると、大井町から大海崎へ、そして坂根峠を越えて上宇部尾町へ径があるので、これを確認してみることにしました。大井町から谷を入ると踏み跡が奥へ続いています。しかし尾根を越える方向には急斜面が続き、踏み跡が見当たらず、このルートは諦めました。大海崎の十二所神社から林内の作業道を入り、先程の径が下りてくるあたりを見ましたが、水田の跡はクズなどが生い茂り、通れる状況ではありませんでした。また北へ向かって作業道を入り、分岐から峠に向かってみましたが、径らしきものが上がっているようですが、藪となってしまっているので、今回は諦めました。機会があれば、反対側の上宇部尾町から向かってみようと思います。 ホソバハマアカザの花を探しましたが、まだ蕾もついていませんでした。秋になってから花序が伸びてくると思われます。 水田の中の白い花はオモダカで、雌花が咲き終わってから、雄花が上部に開花する様子を写してみました。 林内の作業道脇の林縁にキジカクシ属の葉状枝をつけた枝が、つる植物のように垂れ下がっていました。数本の茎がありました。長さは2mくらいはあったと思います。花期は終わっていますが、果実はついていませんでした。海岸に生えていればオオバスギカズラになると思いますが、林内なのでキジカクシになるのでは思っています。オオバスギカズラとキジカクシはともに花柄の関節は花の直下にあり、果実は赤熟するので、違いは生育環境だけなのでしょうか。来年は是非花を観察しようと思います。以前他の山でもキジカクシ属を1株見ており、やはりキジカクシになるのかと判断に迷います。 |
朝日町 ユリノキ(果実) |
福富町 アオヒメタデ(果実) |
大井町 ホソバハマアカザ(葉) |
大井町 オモダカ(雌花) |
大海崎 キジカクシ(葉) |
昭和9年発行1/50000地形図 | 大正6年発行1/25000地形図 |