落葉つる性木本 関東地方以西〜九州の山野の林縁に生える。樹皮は灰色。本年枝ははじめ黄緑色で短毛が散生するが、しだいに赤褐色に変わり、毛は落ちる。葉は互生. 葉身は長さ4〜10cm、幅2〜8cmの円形または広楕円形。縁には浅い鋸歯がある。表面は無毛。裏面の脈沿いには白色または淡褐色の縮れた毛が密生する。葉柄は長さ1〜2cm。雌雄別株。葉腋から集散花序を出し、直径6〜8mmの黄緑色の花をつける。花柄や萼に短毛がある。果実は朔果。直径5〜6mmの球形。9〜11月に黄色に熟し、3裂して、橙赤色の仮種皮に包まれた種子を出す。花期は5〜6月。 冬芽は円錐形。長さ2〜3mm。外側の芽鱗はかたくなってやや刺状になる。(樹に咲く花) 学名は、Celastrus stephanotifolius ニシキギ科ツルウメモドキ属 よく似たツルウメモドキは葉裏脈上に毛がない。オニツルウメモドキは裏面脈上に畝状隆起と突起毛がある。 |
▼2010年5月30日 島根 | ||
▼裏面の脈上に毛が密生する。 | ||
▼2009年6月27日 幼果 島根 | ||
▼葉裏の脈上に毛が多い。 | ||
▼葉裏の葉面にも毛がある。 | ||
▼2018年1月1日 島根 | ▼裏面脈上に毛が密生する。 | |