1〜越年草 日本全土の道端や公園、庭のすみなどによく生える。高さ0.2〜1m。ところによっては群生するが、独立して生えていることも多い。全体にやわらかく、細かい毛がある。茎や葉を切ると白い乳液がでる。根生葉はロゼット状につき、長さ8〜25cm、幅1.7〜6cmで、頭大羽状に深裂する。頂裂片は三角状卵形で先は丸い。下部の葉は根生葉に比べ、先がとがる。茎の上部の葉は少なく、小型で少し褐紫色を帯びることが多い。茎の先に直径7〜8mmの黄色の頭花を散房状に多数つける。花期はふつう5〜10月だが、南の地方では1年中咲いているところもある。総苞は長さ4〜5mmの円筒形。内片は1列に並び、外片はごく小さい。花のあと総苞の基部はふくらむ。総苞片はそう果が熟すとそり返る。冠毛は白色。花期は5〜10月。(野に咲く花) 学名は、Youngia japonica キク科オニタビラコ属 最近ではオニタビラコを、 アカオニタビラコ(Y. japonica subsp. elstonii)----花茎は通常1本。茎葉が数枚、大きい。 花茎は紫色を帯びる。下部を中心に毛が多い。 ロゼットは柔らかな緑色で赤い部分がある。 頭花は径7〜10mm アオに比べてやや自然度の高い環境に多く見られる。 アオオニタビラコ(Y. japonica subsp. japonica)----花茎が通常多数出る。茎葉はつかない。 花茎は紫色を帯びない。 ロゼットは青っぽい緑色で光沢があり赤い部分がない。 頭花は8〜13mm。 路傍の植え込みなど,アカに比べて攪乱されたところに多く見られる。 に区別される。 似た花でヤブタビラコ属のヤブタビラコやコオニタビラコの果実には冠毛がないことで区別できる。 |
▼2011年4月24日 玉湯 | ||
▼裏面は脈上に毛が多い。 | ||
▼2011年5月7日 布志名 | ||
▼2006年11月25日 佐草 | ||
▼2004年4月10日 田和山 | ||
▼2008年5月25日 上乃木 | ||
▼2013年5月9日 果実 西長江 | ||
▼冠毛は長さ約3mm。 | ▼総苞に包まれた果実。 | |
▼果実は長さ約2mm、縦皺がある。 | ▼表面に上向きの短毛がある。 | |
▼冠毛には上向きの刺がある。 | ▼花は直径約1.2cm。 | |
▼花のあと、総苞の基部がふくらむ。 | ||
▼葉は羽状に深裂する。 | ||
▼裏面には毛が多い。 | ||
▼2012年5月14日 果実 玉湯 | ▼長い白色の冠毛がある。 | ▼果実は長さ約2mm。 |
▼花のあと総苞の基部は膨らむ。 | ▼前の総苞は円筒形。外総苞片は小さい。 | |
▼2007年2月4日 ロゼット葉 城山公園 | ||