ヒメジソ(姫紫蘇)

1年草
北海道〜九州の山野の湿った林縁や道端に生える。高さ10〜60cm。茎は四角形で稜には下向きに曲がった短毛があり、節にも白い毛が生える。葉は対生し、長さ2〜4cmの卵形〜広卵形。粗い鋸歯があり、裏面には腺点がある。枝先に長さ3〜7cmの花穂をだし、白〜淡紅紫色の小さな唇形花をややまばらにつける。花冠は長さ2〜4mmで、筒部は短く、上唇は3裂、下唇は先端がへこむ。萼は長さ2〜3mmで、上唇は3裂、下唇は2裂する。上唇の裂片の先はあまりとがらない。花期は9〜10月
学名は、Mosla dianthera
シソ科イヌコウジュ属
イヌコウジュによく似るが、葉が菱形になり、葉のきよ歯は4〜6対、がくの先は鈍く、花軸には毛が少ないことで区別される。
似た花の区別
ヒメジソに似て毛が多いシラゲヒメジソがあり、専門家によっては、ヒメジソは変異が大きく、シラゲヒメジソと区別できないとの見解もある。



2004年9月26日 乃白

ヒメジソ

ヒメジソ

ヒメジソ

ヒメジソ

2004年11月13日 佐草

ヒメジソ

ヒメジソ

ヒメジソ

2003年9月21日 東忌部

ヒメジソ

ヒメジソ



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