越年草 北アメリカ原産。第二次世界大戦前から北海道の牧場で知られており、近年では全国的に山岳道路沿いなどにごく普通に発生している。茎はまばらに分岐して高さ90cmほどになり、葉とともに粗い剛毛が密生する。葉は長楕円形で低い鋸歯があり、基部のものは長い柄があり、上部のものは無柄で互生する。直径7cmほどの頭状花を長い花茎の先につける。舌状花は黄色で14枚前後、筒状花は暗紫色で円錐形の花床につく。そう果は黒色で冠毛はない。別名キヌガサギク。花期は夏〜秋。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Rudbeckia hirta var. pulcherrima キク科オオハンゴンソウ属 別名ルドベキアは属名であり、花の名前ではない。 よく似たミツバオオハンゴンソウは花が直径5cmと小さく、下部の葉が3裂する。オオハンゴンソウは筒状花が緑色で、葉は分裂する。 |
▼2015年8月19日 東出雲 | ▼花は直径約12cm。 | |
▼低い鋸歯がある。 | ▼下部の葉は葉柄を含めて長さ約20cm。 | ▼表面に毛が密生する。 |
▼裏面脈上に毛が多い。 | ▼毛の基部が赤褐色に膨らむ。 | |
▼下部の葉も裂けることはない。 | ||
▼2012年8月30日 大東 | ||
▼中部の葉はほとんど無柄。 | ▼毛が密生する。 | |
▼脈上や葉面にも毛が多い。 | ▼毛の基部が赤褐色に膨れている。 | |
▼2011年7月13日 大草 | ||
▼低い鋸歯がある。 | ||
▼粗い剛毛がある。 | ||
▼2004年6月26日 西忌部 | ||
▼2015年11月3日 果実 東出雲 | ▼集合果は直径2.5cm。 | |
▼鱗片は果実より長い。 | ▼鱗片は長さ約5mm。 | ▼鱗片の先端部に白毛がある。 |
▼鱗片先端部の毛。 | ▼果実は長さ2〜2.2mm。 | ▼果実の先端部、4稜形。 |
▼果実の上半部。 | ▼果実の表面に微細な格子模様がある。 | |
▼2010年7月10日 丸倉山 | ||
▼近くにあったもので同じものと思われる。 | ||