ツルヨシ(蔓葦)

多年草
北海道〜沖縄の河畔や海岸近くの湿った砂地に生育する。根茎と種子で繁殖し、著しく群生する。茎の基部から地表をはう匍匐茎を伸ばす。匍匐茎は長さ5〜10mに達し、葉身のある葉鞘におおわれ、節々から根と幼芽を出す。葉鞘は紫色を帯び短い毛がある。節には白色の毛が密生する。茎は匍匐茎の節から伸びて直立する。茎の高さは1.5〜2m。葉は長さ30〜40cm、幅15〜18mm、線状披針形で、基部は狭まる。葉舌は短い毛の列となる。円錐花序は長さ130cmで紫褐色を帯び、先は少し垂れる。小穂は3小花からなり、長さ9〜11mm、最下の小花は雄性で、他は両性。小花の基部に白色の長い毛がある。第1苞穎は最下護穎の1/2より長い。花期は7〜8月。(日本イネ科植物図譜)
学名は、Phragmites japonica
イネ科ヨシ属
似たものにヨシセイタカヨシがある。



▼2007年10月13日 八雲

ツルヨシ

ツルヨシ

ツルヨシ

▼葉舌は短く、葉耳は広がらない。

ツルヨシ

ツルヨシ

ツルヨシ

▼葉鞘は紫色を帯びる。▼逼枝の節には開出毛がある。▼長い逼枝を出す。

ツルヨシ

ツルヨシ

ツルヨシ

ツルヨシ

ツルヨシ




▼2006年10月9日 八雲

ツルヨシ

ツルヨシ

ツルヨシ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑