多年草 本州〜沖縄の河川や水辺、海岸近くの湿地などに生育し、群生する。おもに根茎によって繁殖。根茎は長く、地中をはう。茎は木質、円形、中空。茎は高さ2〜4m、径1〜2cm。葉は長さ30〜70cm、幅25〜45mm、厚く大形、基部は円く、斜め上に立ち先端はヨシのように下垂しない。縁と裏面はざらつき無毛。葉舌は長さ1mmほどの短毛になる。葉鞘は平滑・無毛。花序は長さ30〜60cm、はじめ紫色を帯び後に灰褐色になり光沢は鈍く、花軸から繊細な枝を出し、密に小穂をつける。小穂はヨシより短く長さ6〜8mm、通常4個の小花からなり、小軸に長い絹毛を生じる。第1苞穎は披針形、長さ3mm、最下護穎の1/2より短い。第2苞穎は広披針形、4mm。花期は8〜10月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Phragmites karka イネ科ヨシ属 似たものにヨシ、ツルヨシがある。 小穂 ヨシ ・・・ 12〜17mm セイタカヨシ ・・・ 10mm以内 ツルヨシ ・・・ 8〜12mm |
▼2007年11月4日 玉湯 | ||
▼小穂は長さ8mm程度 | ||
▼葉は50cmくらいになる。定規は19cm。 | ||
▼茎の途中の節から分枝を出す。 | ▼若い葉の葉耳には毛がある。 | ▼古い茎の節から新芽を出している。 |
▼2009年9月23日 葉は垂れず斜上する。 玉湯 | ▼地上に現れた地下茎か、倒れた茎か。 | |
▼2009年10月10日 9月23日の匍匐茎 玉湯 | ||
▼2006年10月31日 西嫁島 | ||