多年草 北海道〜琉球の平地から山地までの陽地にふつうに分布する。高さ1〜2mになる。葉身は線形で、縁がざらつき、裏面は多少粉白色をおびる。花序は長さ20〜30cm、多くは多数の細長い総を一方に傾けた散房花序をつくる。小穂は長さ5〜7mm、披針形で、汚黄色をおびてとがる。基毛は長さ7〜12mm、白色まれに淡紫色、第2小花の護穎に8〜15mmの芒がある。花期は8〜10月。(日本の野生植物) 学名は、Miscanthus sinensis イネ科ススキ属 ススキの小穂の基部の毛が紫色を帯びるものを品種としてムラサキススキ( f. purpurascens)という。 トキワススキは全体に大きく、中軸が先まで伸びる。小穂は長さ3.5mm、7月に出穂。 似たものにオギがあり、小穂に芒がない。 |
▼2015年10月6日 上本庄 | ||
▼長柄と短柄の小穂が対になってつく。 | ▼小穂には長さ約7mmの長い芒がある。 | ▼小穂の基部にのみ長毛がある。 |
▼基部の毛を除いた小穂。 | ||
▼第2苞穎の上部の縁に短毛がある。 | ▼第1苞穎は無毛。 | ▼花序は長さ約35cm。 |
▼葉舌の先は毛状になり、葉の基部に毛がある。 | ▼茎や節は無毛。 | |
▼葉鞘や茎は無毛。 | ▼葉は長さ約100cm。 | ▼葉は幅約2.8cm、表面は無毛。 |
▼葉の縁に上向きの小刺があり、ざらつく。 | ▼葉の裏面は灰緑色、長毛がまばらにある。 | |
▼大きな株になる。 | ||
▼2010年10月20日 東出雲 | ▼小穂の毛が紫色を帯びるムラサキススキのタイプ | |
▼2010年10月17日 玉湯 | ▼小穂に芒がある。 | |
▼2010年11月20日 東忌部 | ||
▼2009年10月3日 西川津 | ||
▼小穂は柄の長短のものが対になる。 | ▼小穂基部の毛は小穂より長い。 | |
▼小穂には長い芒がある。 | ||
▼2007年10月20日 八雲 | ▼柄の長いものと短いものが対になる。 | ▼小穂の基部には毛が密生し、長い芒は途中で屈折する。 |
▼2014年1月23日 果実 西生馬 | ▼小穂の基部に白色の毛が密生し、先端に芒が長く伸びる。 | |
▼芒は護穎の先につく。未熟な果実が残っている。 未熟な果実、長さ0.5〜0.7mm。 | ||
▼未熟な果実。 | ||
▼2014年2月1日 果実 | ▼長さは約2mm。 | |
▼2003年9月15日 佐草 | ||