1〜越年草 ヨーロッパ原産で、牧草として広く栽培されるが、雑草化して北海道〜沖縄の路傍や土手などに群生する。茎は高さ30〜90cm、全株平滑・無毛、やや軟弱、単生または叢生し、直立する。葉は長さ15〜35cm、幅4〜8mm、線形、裏面に光沢があり、葉耳をそなえる。花序は穂状、長さ15〜25cm、15〜25個の柄のない小穂を交互につける。小穂は偏平、長さ12〜25mm、8〜20個の小花からなる。腋生の小穂には第1苞穎はなく、頂生の小穂は2個の包穎をもっている。第1包穎は長さ4〜5mm、第2包穎は長さ6〜8mm。護穎は広披針形、先は浅く二つに分かれ、その間から長さ5〜10mmほどの芒を出す。花期は7〜8月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Lolium multiflorum イネ科ネズミムギ属 似たものにホソムギやネズミムギとホソムギとの雑種のネズミホソムギがある。 |
▼2009年5月23日 玉湯 | ||
▼2009年5月22日 乃木福富 | ▼芒は1cmほどある。 | |
▼苞穎は左側のみ。 | 小花。 | |
▼護穎の先端は浅く分かれる。 | ▼雌花と葯。 | ▼葉耳がある。 |