多年草 北海道〜琉球の山地や低地の林縁や林下に多い。茎は直立しまばらに枝を分け、ふつう中実で、伏毛があり、高さ40〜80cmになる。葉は茎全体につくか小形の個体では茎の上部に集まり、楕円形〜広楕円形、先は鋭形、基部は広いくさび形、長さ5〜15cm、幅4〜9cm、両面に長さ1mm内外の毛があり、表面の中央にはときに帯紫色の斑が見られる。葉柄は短く、上部の葉はほとんど無柄、托葉鞘は膜質、褐色で、表面と縁に毛がある。萼は4裂し、裂片は卵形で上側のものは赤色、下側のものは色が淡い。雄しべはふつう5個。そう果はレンズ状の卵形、鈎状になった花柱以外は萼に包まれ、長さ約2.5mm、褐色で光沢がある。花期は8〜10月。(日本の野生植物) 学名は、Persicaria filiformis タデ科イヌタデ属 萼片の全てが白い品種をギンミズヒキという。 よく似たシンミズヒキは、葉の両面がほとんど無毛で、果実が3〜3.5mmと大きい。 |
▼2008年9月27日 葉に黒斑のないもの。八雲 | ||
▼葉の表裏とも毛が多い。 | ||
▼2004年7月4日 鹿島 | ||
▼2003年9月21日 東忌部 | ||
▼2015年11月12日 果実 東持田 | ||
▼枯れた花被に包まれた果実、長さ約3mm。 | ▼果実には先が曲がった花柱が残る。 | |
▼花被を除いた果実。 | ▼V字形の斑紋がある。 | |
▼2010年11月11日 果実 八雲 | ||
▼2004年7月3日 安来市 | ||
▼2007年9月15日 斑入り 東忌部 | ||