ミヤマイラクサ（深山刺草）

多年草 北海道〜九州の山地、亜高山のやや湿った沢沿いなどに生える。茎は高さ40〜80cm。茎や葉に刺があり、刺さると痛い。葉は互生し、柄は長く、葉身は広卵形で長さ6〜15cm、先は尾状に長くのび、ふちに粗い鋸歯がある。雌雄同株。雌花序は上部の長い穂に多数つき、花弁状花被片が4個、花柱は1個。雄花は雌花より下の葉腋に円錐状に多数つき、白色で、萼片、雄しべとも5個。花期は7〜9月。（山に咲く花） 学名は、Laportea cuspidata イラクサ科ムカゴイラクサ属 よく似たムカゴイラクサは葉の先が尾状にのびない。またイラクサ属のイラクサは葉が対生する。

▼2013年7月17日　雌花　八雲	▼柄のある長さ約0.7mmの子房から長さ約1.5mmの柱頭が伸びる。
▼受粉後の大きくなった子房、長さ約1.5mm。	▼子房を4個の萼が包んでいる。萼2と萼4が大きくなって残る。
	▼雌花序は頂部につき穂状に長く伸びる。	▼雄花序は下部の葉腋に円錐状に広がる。
		▼茎の刺毛。

▼2012年7月24日　雌花　八雲
▼雄花序	雄花
▼雄しべが5個。	▼蕾、花被片5個。
▼表面の刺。	▼葉の裏にも少ないが棘がある。	▼葉は互生し、葉柄、茎に棘がある。
▼2011年6月29日　雌花　八雲		▼雄花、雄しべ5個、花被片5個。
		▼雌花は上部に直立し、雄花は葉腋につく。
▼2009年7月5日　雌花　八雲		▼雌花は上部で穂状になる。
▼雄花	▼雄花序は下部の葉腋につく。
	▼茎や葉柄に刺が多い。
▼2005年8月20日　八雲	▼雌花は上部で穂状になる。	▼雄花は下部に円錐状につく。
▼2005年7月17日　雄花　八雲
▼2009年10月11日　果実　八雲
	▼葉の表面にも刺がある。
▼2006年9月2日　果実　八雲	▼雄花序
▼2011年6月15日　蕾　島根
	▼葉の表面に刺がある。	▼葉の裏面葉脈に刺がある。
▼葉柄にも刺があり、葉は互生する。	▼茎には刺が多い。
▼2015年6月4日　島根		▼葉の先が尾状に伸びる。
▼葉の表面にも毛がある。	▼葉身は長さ約15cm。	▼葉柄や表面に刺がある。
	▼裏面の脈上に刺がある。	▼茎に刺が密生する。
▼2005年5月28日　八雲		▼葉の表面にも刺がある。
▼2011年5月4日　若葉　八雲		▼葉の表面にまばらに刺がある。
▼葉の表面の刺。	▼葉の裏面は毛は多いが、刺は少ない。	▼茎や葉柄に刺が多い。

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