ウナギツカミ(鰻掴)

つる性1年草
北海道〜九州の畦畔、水辺、空き地など湿った土地に生育する。種内の変異が大きく、早生の畑地型が狭義のウナギツカミ、晩生の湿地型がアキノウナギツカミと呼ばれてきた。茎はつる状に伸び、下部は地を這い、上部は斜上する。茎は四角形で稜に逆刺がある。葉は互生、葉柄は長く、葉柄の基部には膜質の托葉鞘がある。葉の基部は心形〜やじり形。茎上部の葉は短柄で、基部が矢じり形で茎を抱く。枝先に淡紅色の花を球状につける。花序は直径約1cm。花被片は5枚。上部が紅色〜紅紫色を帯び、長さ約2.5mm。そう果は花被に包まれ、濃茶褐色に紫色を帯び、3稜形で光沢がある。長さ約3mm。花期は5〜10月。(植調雑草大鑑)
学名は、Persicaria sagittata var. sibirica
タデ科イヌタデ属
YListでは、アキノウナギツカミはウナギツカミの別名になっている。
似た花のナガバノウナギツカミ:花柄に腺毛、葉の基部が小さく開出、茎を抱かない。
ホソバノウナギツカミ:葉の基部はほこ形で,側片は耳状に下方にわん曲する。花がまばらにつく。
よく似た仲間



▼2009年9月13日 宍道▼花柄は無毛。

ウナギツカミ花

ウナギツカミ花柄

ウナギツカミ花序

▼葉は茎を抱く。▼葉柄は短い。▼茎に下向きの刺がある。

ウナギツカミ葉

ウナギツカミ葉

ウナギツカミ茎

ウナギツカミ




▼2006年9月24日 宍道

ウナギツカミ花

ウナギツカミ花序

ウナギツカミ葉

▼茎には下向きの刺がある。

ウナギツカミ茎

▼2003年10月13日 佐草

ウナギツカミ花

ウナギツカミ

▼2005年9月18日 東忌部

ウナギツカミ花

ウナギツカミ葉

ウナギツカミ

▼2004年9月28日 佐草

ウナギツカミ花

ウナギツカミ葉

ウナギツカミ茎

ウナギツカミ

▼2012年11月7日 果実 東忌部

ウナギツカミ果実

ウナギツカミ果実

ウナギツカミ果序

▼頭花は直径約1cm。▼果実は長さ約5mmの花被に包まれる。▼果実は長さ約3mm、3稜形。

ウナギツカミ果実

ウナギツカミ果実

ウナギツカミ果実

▼茎には4稜があり、下向きの刺がある。

ウナギツカミ葉

ウナギツカミ托葉鞘

ウナギツカミ茎

ウナギツカミ茎

ウナギツカミ果序

ウナギツカミ

ウナギツカミ

▼2013年10月21日 果実 西忌部▼花序は直径約1cm。

ウナギツカミ果実

ウナギツカミ果序

ウナギツカミ果実

▼果実は花被に包まれている。▼花被に包まれた果実は長さ約3mm。▼花被の中に果実が1個ある。

ウナギツカミ果実

ウナギツカミ果実

ウナギツカミ果実

▼果実は長さ約2.5mm。▼果実は3稜形。

ウナギツカミ果実

ウナギツカミ果実

ウナギツカミ果実

ウナギツカミ花

ウナギツカミ花

ウナギツカミ花

▼花は直径約3mm。▼花柄は無毛。

ウナギツカミ花

ウナギツカミ花柄

ウナギツカミ葉

▼葉裏の主脈や葉柄、茎に逆刺がある。

ウナギツカミ葉柄

ウナギツカミ

▼2005年8月28日 八雲

ウナギツカミ葉

ウナギツカミ葉裏面

ウナギツカミ托葉鞘

ウナギツカミ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑