シダ植物のつくり |
植物は、コケ植物、シダ植物、種子植物(裸子植物・被子植物)に分類され、シダ植物は胞子によって殖え、花をつけません。シダ植物は、マツバラン類・ヒカゲノカズラ類・トクサ類・シダ類の4群から構成されようです。 シダは通常目にするのは、葉の部分で、茎は普通地中あるいは地表に根茎としてあり、ここから葉や根が出ています。根茎は直立するものや横にはうものがあります。葉にも栄養葉(裸葉)と胞子葉(実葉)と2種類の葉をつけるものもあります。 シダの観察には、 ・葉の切れ込み方、色合い ・根茎の様子(直立、斜上、はう) ・ソーラス(胞子曩群)の包膜の形、位置 ・葉柄や葉軸につく鱗片の形 などが必要とされています。 |
葉の各部の名称 | 羽片の各部の名称 | 根茎の各部の名称 |
単葉(ヤノネシダ) | 単(1回)羽状複葉(イノモトソウ) | 2回羽状複葉(タニイヌワラビ) |
3回羽状複葉(ワラビ) | 特殊な葉(ウラジロ) | 特殊な葉(クラマゴケ) |
包膜の形 | ||
円形 | 円腎形 | コップ形 |
トランペット形 | 葉縁の偽苞膜 | 線形 |
三日月形 | 三日月形、かぎ形が混じる。 | 包膜はない |