2020-4-4　大海崎町〜大井町、〜上宇部尾町旧道

2020年4月4日（土）	大海崎町〜大井町、大海崎町〜上宇部尾町への旧道

　今日は、2019年8月8日に探して見つけられなかった、大井町から大海崎町、また大海崎町から上宇部尾町までの山越えの旧道を再度探すことにしました。


福富町オオクグ	昭和9年発行1/50000地形図

2020年4月4日（土）	大海崎町〜大井町への旧道

　大井町から山を越えて大海崎町へ向かう径を2019年8月8日に、大井町から谷を入って探しましたが、峠へ向かう急斜面にある径が見つけられずに諦めていました。今日は逆に大海崎町から探してみることにしました。

　大海崎町の十二所神社の横から林道を入って15分ほど行くと分岐があります。分岐をそのまま少し直進し、左の水田跡のあたりから山を越えて径があるはずです。水田跡の脇には荒れてはいますが径があったような形跡があり、水田跡の向こう側には、笹が刈られて通れるようになっていました。
　山へ入ると、少し荒れてはいますが、斜面には踏み跡があり、開けた谷を上がっていました。谷を上がっていくと、やがて林内へ径は続き、踏み跡が左右に分岐している場所に出ますが、右手の踏み跡の方に古いテープがありました。
　径は谷から斜面へ上がって行き、2分ほど上がると峠につきました。峠には小さな高さ30cmほどの自然石の立石がありましたが、人為的に立てられたものか、自然に立った石が残ったものかはわかりませんが、なにか意図が感じられます。
　峠を越えると広い径があり、倒木もありますが、歩きやすい径が下っていました。しかし、8分ほど下ると、急に径がなくなってしまいました。なんとなく右の斜面を下るような感じがするので、アオキの茂みをかき分けて下りると、以前に大井町から谷を上がった径が見えてきました。
　谷の径へ下りてから、斜面に径がないかと探しましたが、やはり木々の茂みの中には踏み跡らしきものは見えませんでした。しかし、旧道はこの斜面を下がっていたことは間違いないようで、大海崎町から大井町への山越えの径を歩くことができました。


大海崎町 10:33 十二所神社の横から林道を入る。		10:42 杉並木を行く。

大海崎町 10:47 林道が分岐する。	分岐を直進する。	10:49 左の水田跡の脇に径がある。

大海崎町水田脇は荒れているが踏み跡がある。	10:50 笹が刈られ径がある。	10:54 荒れているが踏み跡がある。

大海崎町 10:55 谷は広く開けている。	10:59 谷を上がって行く。	11:01 林内へ入る。

大海崎町 11:05 踏み跡が左右に分かれるが右へ上がる。	11:06 古いテープがある	11:07

大海崎町 11:08 径が右の斜面を上がって行く。	11:09 峠が近くなる。	11:10 峠に上がった。

大海崎町 11:10 峠に小さな立石がある。	大井町　11:11 峠を越えて下る。	11:13 倒木があるが広い径がある。

大井町 11:15	11:19 径が見えなくなる。	11:23 藪の中を谷へ下がる。

大井町 11:28 谷を上がる径が見えてくる。	11:30 下りてきた斜面を振り返る。	11:30 谷の径を下がる。

大井町 11:33 川沿いの径を下がる。	11:36 林内を抜けた。	11:38

大井町 11:40 集落の舗装道路へ出た。	出てきた谷を振り返る。

2020年4月4日（土）	大海崎町〜上宇部尾町への旧道

　大海崎町十二所神社の横から林道を入り、最初の分岐を右折し5分ほど進むと、新しい林道の工事が始まっています。新しい林道は上宇部尾への旧道に沿って作られているそうです。
　新設林道の脇から既存の林道を進んで行くと、林道がカーブするところに右へ入る細い径が分岐しています。右へ入るとすぐに踏み跡は左の山際へ上がって行き、新設林道と並行して進んでいました。5分ほど進むと、旧道は新設林道の切通しの手前で消えてしまいます。旧道の坂根峠の径は、新設林道の工事によって切り取られてしまったようです。
　新設林道で峠を越えて行くと、左斜面の上に旧道の一部と思われる踏み跡が残っていました。新設林道は斜面に沿って作られていますが、斜面の下の谷には径があるように見えます。下りられる場所を探して谷を歩いてみると、踏み跡らしきものが下がっていました。5分ほど下がると、谷に踏み跡が見えなくなり、斜面を上って行く踏み跡があります。踏み跡を上がっても径はなく、獣径のようです。斜面の下を見ると、踏み跡のようなものが見えるので下がってみると、溜池の脇から径が下がっていました。溜池を過ぎると、畑の奥へ出てきて、イノシシ避けの柵が廻らしてありました。柵を乗り越えると、径が右へ曲がって続いています。
　径は柿畑を過ぎ、右へ曲がって集落の裏へ下りてきますが、想定したルートとは違いました。引き返してみると、カーブの手前の藪の向こうに径らしきものが見えました。下段の柿畑を進んで藪を越えると、竹林の間から、民家の前に出てきました。

　今回は、新しい林道の東側の谷の踏み跡を下がってきましたが、古い地形図を見ると、峠から下がった径は、最初は谷を下がっていますが、途中から西の斜面から尾根筋を下がっているように見えます。今回下がったルートとは若干違い、新しい林道が旧道の上を通っているのかも知れません。また今回、山を出たところから右へ曲がりましたが、旧道はまっすぐ進んでいるようです。
　旧道のほとんどが新林道の開設工事で消えてしまっているようで、山歩きの面白みは全くありませんでした。


大海崎町 12:15 10:47の分岐から右折する。	12:17	12:20 新しい林道が作られている。

大海崎町 12:22 新林道の脇の林道を進む。	12:23 林道は左にカーブする。	12:23 右に細い径が分岐する。

大海崎町 12:25 すぐに斜面に踏み跡が上がる。	12:26 新設林道に沿って旧道が上がっている。	12:27

大海崎町 12:29 坂根峠　新設林道に峠道を切られる。	上宇部尾町　12:31 峠を新設林道で越える。	12:33 林道斜面の上に旧道が残っている。

上宇部尾町　12:33 新設林道へ下りる。	12:36 谷に径がありそうだ。	12:38 谷へ下りてみる。

上宇部尾町 12:39 踏み跡がある。	12:41	12:42

上宇部尾町 12:43	12:43	12:45 倒木を潜り、すり抜ける。

上宇部尾町 12:46 踏み跡が不明になる。	12:52 溜池の縁に径がある。	12:53 畑の奥に出てきた。

上宇部尾町 12:56 出てきた谷を振り返る。	12:59 畑から右へ曲がる。	13:03 下段の柿畑を進む。

上宇部尾町 13:04 竹林の中に径がある。	13:05 民家の前に出てくる。	多気神社