2020-2-15 納蔵西〜納蔵東旧道(仮称)・持田川旧道(仮称)を探して

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2020年2月15日(土) 納蔵西〜納蔵東旧道(仮称)・持田川旧道(仮称)を探して
 今日は、先日2月2日に澄水山旧道(仮称)を探して歩いた時に、林道澄水山線から斜面を上ったところに尾根径があったので、どこへ下りていくのか確かめることにし、また持田川を遡る持田川旧道(仮称)の続きを探すことにしました。
 持田川旧道(仮称)は下段に記しています。

林道澄水山線〜納蔵東旧道(仮称)を探して
 先日2月2日に澄水山旧道(仮称)を探して歩いた時に、林道澄水山線から斜面を上ったところに尾根径があったので、どこへ下りていくのか確かめることにしました。とりあえず、この径を納蔵東旧道(仮称)と呼ぶことにします。
 林道澄水山線から斜面を上がると尾根にはっきりとした径がありますが、しばらく行くと正面の急斜面で径が消えてしまいます。踏み跡がないかと左へ回って見ますが、踏み跡は見つかりませんでした。やはり急斜面を上がるしかないようです。斜面を少し上がると尾根径があり、しばらく上部を探してみましたが、下りの分岐は見つかりませんでした。

 元へ引き返し、尾根径を下がってみると、はっきりとした径が残っていました。ときどき倒木があったり、茨が枝を伸ばしているところもありますが、概ね歩きやすい径が続いています。

 しばらく下がったところで、斜面に径が見えなくなり、方向を確かめて斜面を谷へ下がってみると、踏み跡があり、谷を上がっていました。踏み跡を遡ってみると、先程斜面を下がったところへ出て、枝を伸ばした木々の枝葉で径が隠れていたようです。ここを過ぎるとすぐに、納蔵東から林道澄水山線へ上がっている道に出会いました。

 旧版地形図によると、ここから旧道は向かいの谷あいを下がっていくようですが、林内には耕作地の跡のような感じはありますが、踏み跡のようなものは見当たりませんでした。

東持田町
林道澄水山線から斜面の尾根に上がる。

尾根にはっきりした径がある。

正面の斜面に径が消える。

東持田町
急斜面を上に上がる。

斜面の上に尾根径がある。

尾根道を下ってみる。

東持田町
はっきりと残った尾根径が下る。

時おり倒木がある。

植林地内の径を下がる。

東持田町
歩きやすい径が下がっている。

枝が伸び枝葉で径が隠れている。

斜面に径が続いている。

東持田町
径が開けてきた。

納蔵東から上がってくる道と出会う。

道の向かいの林内の様子

破線は2月2日に確認
昭和12年発行旧版地図
2月2日の確認ルート

納蔵西〜持田川旧道(仮称)を探して
 2月2日に行った大平滝の先から谷を上がっていく旧道を探して、再度谷へ向かいました。この旧版地形図にある旧道をとりあえず持田川旧道(仮称)と呼ぶことにします。

 大平滝との分岐から5分ほど持田川を遡ると、開けた斜面の草地にでてきます。ここから川へ下りて行くような踏み跡のようなものもありますが、旧道は川に下りずに川の斜面を通ったようです。石積みのある滝の上部の径を過ぎ、川を渡ると大きな滝があります。その滝の脇を上がるように手前の斜面に径があったと思われますが、崩れているようです。崩れた斜面にロープを張ろうとしましたが、ロープを結ぶしっかりした木がなく、うまく張ることができませんでした。また次回に考えようと思います。

 なんとか斜面をトラバースし、滝の上に上がると、径が続いていますが、川沿いには倒木があり、乗り越えて進みます。この先には更に大きな滝があり、急斜面の脇を上がることができないので、その手前から斜面を斜めに上る径があります。1段上がり、さらに1段上がると、はっきりした踏み跡が上へ続いています。

 木々に隠れて川の様子は見えませんが、大きな滝の上部を過ぎたと思われるころで、斜面の径は藪の中に入ってしまいます。先日は少し枝を切りながら進んでみると、藪の中に踏み跡が続いているように見えました。本当にこの先に径が続いているのかと不安になりますが、さらに枝を切りながら数メートル進むと、藪を抜けて、踏み跡が見えてきました。踏み跡を進むと、長椅子のような長い大きな岩があり、その先は平坦な場所になり細くなった川と出会います。急な山径を上がった村人が、休憩場所として使っていたのではないかと思われるような場所です。

 川に出会った場所から林内に踏み跡が見えませんが、川沿いに上がっていくと、石が一列に並んだ場所があり、なんとなく径の跡のような感じもします。その先は川へ繋がっており、川を渡ると、川沿いの林内に踏み跡が上がっていました。しばらく上がると、正面に大きな岩があり、川へ下りても急斜面で通れそうにありません。引き返すと、左の斜面を上がっていく踏み跡が見えました。斜面の細い径を抜けると、植林の林の向こうに、林道澄水山線の白いガードレールが見えました。

 しばらく川沿いの林内に踏み跡が見えますが、やがて踏み跡は見えなくなり、谷が2つに分かれます。旧版地形図を見ると、左の谷を上がって行くようですが、時間的にも体力的にも今日はここまでとし、右手の急斜面から林道澄水山線へ上がり終わりとしました。

東持田町 12:33
林道澄水山線から大平滝へ案内標識がある。
12:37
砂防堰堤の先から川へ下りる。
12:39
登山道と分岐し、右へ。

東持田町1 12:39
川を渡る。
12:41
小さな滝がある。
12:42
川の向こうに大平滝が見える。

東持田町 12:43
川を渡って大平滝は左へ。
12:43
川を渡ってすぐ、右へ林内を上がる。
12:45
川沿いに上がっていく。

東持田町 12:48
開けた草地に出る。
12:52
川沿いの斜面の狭い径を進む。
12:54
石垣のある滝の上の径を行く。

東持田町 12:58
川を渡る。
13:00
倒木の先に大きな滝が見える。
13:02〜13:22
大きな滝の上部に向かう。

東持田町 13:22
滝の上部に径がある。
13:24
倒木のある川沿いを進む。
13:26
斜面を右上に上る。

東持田町 13:30
さらにもう一段上がる。
13:32
斜面の上に径がある。
13:34
大きな滝の上に上がった。

東持田町 13:38
枝が伸びた藪が続く。
13:44
藪を抜けると踏み跡があった。
13:48
長椅子のような大きな岩がある。

東持田町 13:50〜14:09
川沿いの平坦な場所に出た。
14:09
踏み跡が不明だが直進する。
14:14
林内を川沿いに進む。

東持田町 14:15
石の並びが径の跡のように見える。
14:19
川を渡る。
14:20
川沿いの林内に径が上がっている。

東持田町 14:24
林内の径を上がる。
14:29
岩で行き止まり、左斜面を上る。
14:31
斜面の狭い径を進む。

東持田町 14:35
斜面の径に石垣状の石積みがある。
14:40
林の先に林道のガードレールが見える。
14:41
踏み跡が上がっている。

東持田町 14:44
源流部の細くなった川を渡る。
14:49
踏み跡が見えなくなる。
14:56
谷が2つに分かれる。

東持田町 15:01
斜面を林道へ上がった。


昭和12年発行地形図


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