2019-3-2 松江美保関往還 手角町〜美保関町森山 |
2019年3月2日(土) | 松江美保関往還 手角町〜美保関町森山 |
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今日は、2月18日に手角町の入り口まで歩いた美保関往還の続きを歩いてみます。 初めに先日写していなかった野原町の宮ケ鼻にある八幡宮に寄ってみました。境内には稲荷神社もあり、石段の手前には、狛犬の代わりに狛狐が向かい合っています。また稲荷神社には小さな石狐が無数に納められていました。 国道を進むと、手角の集落の手前に春日神社があります。資料には境内に数体の鹿の石像があると記されていましたが、見当たりませんでしたが、よく探すと、隅の方に壊れた鹿らしき石造りの動物が2体ありました。 国道をから手角の家並みの間の旧道を進み、国道を横断して、美保関町下宇部尾の万原集落へ入ります。集落の間を進むと、十字路に辻堂があり、中に薬師如来像が祀られています。また辻堂の隣には、「泰雲院殿」と刻まれた井戸平左衛門の石碑や三界万霊塔、石地蔵が並んでいます。辻堂から50mほど進んで、左の山手に向かって民家の間の路地を100mほど入っていくと、小さな神社がありました。民家の間の路地は、この神社の参道として管理されているようです。神社の前から谷に沿って径が続いており、3分ほど歩くと谷は左へ曲がり、径も左へ曲がっていました。しばらく歩いても谷を上がるだけのため引き返すと、谷が曲がったところに、山へ入る径が分岐していまいました。林内へ入ると、すぐに分岐があり、尾根へ向かって上がっていきます。尾根の鞍部に上がると、右手の少し高い位置に石塔があり、資料のとおり「三界萬霊塔」と刻まれていました。鞍部から左へ尾根を上がるように、はっきりとした径があるので進んでみましたが、北へ尾根を上がっていくようなので引き返し、まっすぐ竹林の中へ進みました。竹林は枯竹が倒れ込んで、径も見えませんが、枯竹の向こうに径があるような空間が見えました。枯竹を踏み越えて進むと、やはりはっきりとした広い径が続いていました。径はすぐに開けた場所に出てきて、畑の跡のようで、草で踏み跡が見えづらくなりますが、蜜柑の木の脇を通って左へ下りているようでした。竹林内を下がって行くと、消防署の先の国道に下りてきました。 このルートでは、資料によって予定したルートと少し違うので、国道を引き返して様子を見ました。消防署の手前の国道脇に民家があり、その脇から径が上がっているようなので、確認してみました。しばらく上がると、先程の蜜柑の木があった畑の跡に着きました。蜜柑の木から右の方へ下りるのが、ルートのようです。 消防署から国道を進むと、下宇部尾の集落の入り口は切通しになっていますが、昔は山が張り出していたようで、資料では少し北へ入って元保育所から下がって集落へ入るとなっています。元保育所への径を上がってみると、入り口手前に左の山から下がってくる径があるので、たどってみました。径は切通しの法面の上を通って、墓地の脇を抜け、国道付近へ下っているので、これが昔の径のようです。国道から元保育所へ入る道の脇に石地蔵がありましたが、道路工事によって移されたものかもしれません。元保育所から奥へ入ってみると、木陰に塞の神なのか、石が二段に積まれて、祀られているようでした。ここから国道へ下りる径があったのでしょうが、斜面が急勾配に切られて、下りることができませんでした。北へ向かって径が下りていたので、民家の脇を通って大回りをして下りました。 上宇部尾の港を過ぎて、畑の脇の細い径を入り、右へ少し進んだ所から山へ入ります。近くの畑の人に聞くと、「昔はよく頂上の石碑へお参りをした。今はもう大分荒れているだろう。」と山へ入る径を教えてもらいました。山の入口は、草が多くなっていますが、山へ入ってしまうと、広い径が続き、概ね径の状態は良好で、言われるようには荒れていませんでした。一部だけ尾根筋から離れて斜面を回り込むところで、シダが多くなって、径が見えなくなるところがありました。峠には3基の石碑があり、玉菊姫の碑や一字一石塔が並んで建てられていました。資料によると姉妹の姉がここで亡くなった等の伝承があるようです。 峠を越えた森山側が少し荒れた感じで、谷の竹林内は径がはっきりわからなくなりますが、谷を下がるのみなので、迷うことはなく、竹林を抜けると、径がはっきりします。林内を出たところで、谷を左へ渡ると、作業道に出会い、ホテルの脇から国道へ出てきます。 |
野原町宮ケ鼻 八幡宮 | 狛狐 | 八幡宮本殿 |
八幡宮境内内 稲荷神社 | 小さな狐が多数納められている。 |
手角町 山を下りた所から国道を進む。 | 春日神社 | 拝殿 |
春日神社 本殿 | 壊れた鹿の石像が残されている。 | 手角町の集落へ |
手角町 象田寺 | 井戸平左衛門の石碑 | 境内のラカンマキの大木 |
手角町 旧道の家並み | 海岸近くの弁天様 | |
美保関町下宇部尾 国道を渡る。 | 国道を渡り、万原地区の旧道へ | 十字路に辻堂がある。 |
美保関町下宇部尾万原 辻堂 | 辻堂の薬師如来像 | 井戸平左衛門の石碑や石地蔵が並ぶ |
11:52 美保関町下宇部尾万原 十字路を直進し、民家脇から路地を入る。 | 11:55 小さな神社がある。 | |
11:55 美保関町下宇部尾万原 神社前から山際の径がある。 | 11:56 | 11:57 水田跡の脇の径を進む。 |
11:58 分岐があり、間違って谷沿いに進む。 | 12:07 分岐へ引き返し、林内へ入る。 | 12:08 分岐を左へ、尾根沿いに上がる。 |
12:10 斜面を上がっていく。 | 12:11 広い径がある。 | 12:13 分岐を右へ |
12:14 尾根の鞍部の右上に石塔がある。 | 「三界萬霊塔」とある。 | 12:15 鞍部から間違って北へ上がってしまう。 |
12:20 引き返し、まっすぐ竹林へ入る。 | 12:22 枯竹があるが、その向こうに径が見えた。 | 12:24 枯竹を乗り越えると径がある。 |
12:25 畑の跡へ出てくる。 | 蜜柑の木の脇から左下へ下る。 | 12:27 竹林内を行く。 |
12:29 | 12:30 消防署を過ぎたところへ下りた。 | 電柱の左へ出てきた。 |
12:35 蜜柑の木まで引き返し、右の方へ行く。 | 12:36 広い径がある。 | 12:37 |
12:38 民家の脇へ出てきた。 | 消防署が見える。 | 民家の左脇へ出てきた。 |
美保関町下宇部尾 消防署の前を進む。 | 国道を東進する。 | 集落手前で切り通しになっている。 |
集落手前から道路北側斜面に上がる。 | 墓の脇を通る。 | 元保育所入り口へ下りてきた。 |
径は高い法面の上を通っている。 | 美保関町下宇部尾 元保育所入り口の石地蔵。 | 元下宇部尾保育所の前を奥へ向かう。 |
木の陰に石が祀られている。 | 急傾斜で下りられない。 | 北側に径がある。 |
民家の脇を下りていく。 | 水路の脇を行く。 | 横田神社 |
横田神社 拝殿 | 本殿 | 無住の正法寺 |
正法寺 | 井戸平左衛門の石碑がある。 | 上宇部尾の港 |
14:04 正面林内に径がある。 | 14:05 しっかりした径がある。 |
14:08 若干枯竹もある。 |
14:09 左右への分岐を、左へ尾根を上がる。 | 14:12 径の脇に石垣上のものがある。 | 14:15 枝が伸びている。 |
14:17 尾根径は概ね良好な状態を保っている。 | 14:22 | 14:25 尾根をはずれ、南側斜面を行く。 |
14:32 シダが多くなってくる。 | 14:38 | 14:40 峠に3基の石碑がある。 |
玉菊姫の碑、昭和25年9月建立 | 一字一石塔、寛政九丁巳年とある。 | |
浄池院殿、清正大神祇とあり、 加藤清正を祀っているか。 | 美保関町森山 14:44 峠から径が下っている。 | 14:50 径が少し荒れている。 |
14:54 | 14:57 竹林内は径が不明になる。 | 15:00 竹林を抜けると径がはっきりする。 |
15:03 分岐を左へ谷を渡る。 | 15:03 湿地との間を進む。 | 15:04 美保関町森山 水路の脇を行く。 |
15:05 作業道へ出た。 | 15:07 ホテルの脇を進む。 | 15:08 国道へ出た。 |
次回はここから東へ |