鹿島町〜三角点(殿町,峰谷,大称津,西谷,石津)

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2017年9月10日(日) 鹿島町〜三角点(殿町,峰谷,大称津,西谷,石津)
 今日は、2017年7月13日に探しても見つからなかった三等三角点(大称津 172.61m)を探すことと、鹿島町の他の三角点を確認に出かけました。
 ツルフジバカマが以前に玉湯町の道路脇にあったのですが、全部が刈り取られてなくなってしまったと思っていましたが、まだ生き残っていて花を咲かせていました。しかし、もう1ヶ所も道路脇ですが、造成工事で草刈りされていて、今後が心配です。
 ジュズダマを久しぶりに観察しましたが、総苞葉から伸び出た柱頭の脇に棒状の突起が2個あり、総苞葉の中で子房に付属しているようです。これは何なのか不思議です(退化した雌小穂のようです)。

 四等三角点(殿町 2.40m)は、松江城近くの宇賀橋のたもとにありますが、上部まで埋め込まれているので、標示杭がなければ草の中で見つからないでしょう。

 四等三角点(峰谷 29.68m)は、道路脇から名分丸山古墳群への標識に従って山へ向かいます。右手へ折れて、長い階段を上がると頂上ですが、笹やススキに覆われています。笹の中を中央付近へ歩くと、石のようなものを踏みました。足下を見ると三角点の保護石が4個並んでいました。

 三等三角点(大称津 172.61m)は、先日は県道37号線から上がってみましたが、今回は反対側の原子力館の手前から上がってみました。片句大師堂への入口から入り、すぐ右手の斜面の管理道を上がるとマイクロウエーブの施設があります。施設のフェンスの近くに、上部まで埋まった四角い石があり、中心に十字が彫ってあるので、これが三角点だろうと思います。先日は草が伸びた状態だったので、全く分かりませんでしたが、今日は草刈りがされた後だったので、簡単に探すことができました。

 四等三角点(西谷 170.42m)は、「点の記」では県道37号線から鉄塔巡視路を上がるようになっていますが、反対側の山の麓から上がってみることにしました。鹿島町名分の奥から右の谷を入ると溜池があり、左右に小径がありますが、右の方から尾根へ上がることにしました。林内にも小径が続いていますが、最近は人が歩いたことがないようで、小木の枝が伸びていました。10数分上がると、目の前が明るくなり、草や小木が茂って道が見えなくなってしまいました。地形図を見ると、この上空に高圧線が通っているはずですが、電線は見えませんでした。この空地は鉄塔が移転された跡地だったようで、歩いてきた小径は古い鉄塔の巡視路のようです。草地を直進し、林内に入ると再び小径が続いていました。小径が尾根の下に続いている所があり、何処へ続いているかわからないので、とにかく尾根を上がっていくことにしました。細い尾根を通っていくと、管理された巡視路へ出会いました。右斜面へ下りているので、三角点の名前(西谷)が示すように反対側の西谷地区から上がっているようです。ここからは歩きやすい巡視路が続き、鉄塔No.6へ到着できました。三角点はこの鉄塔の奥のピークにあり、ここから藪になっている茨や枝を切り払って少し進み、藪を抜けると林の中に三角点の白い標示杭が見えました。

 四等三角点(石津 166.19m)は、石津地区から殿山へ上がる巡視路の途中の小ピークにあります。道路脇の巡視路入口から溜池の堤塘を渡り、山へ入るとすぐに最初の鉄塔No.15に到着し、No16へ向かいます。巡視路は歩きやすい林内の道が続き、最後の階段を上がると鉄塔No.16に到着します。ここから巡視路を少し進んだ先に小ピークがありますが、ピークを少し先へ回った所からシダの多い斜面を上がりました。ピークは割りと広い平坦部があり、シダの中に白い標示杭が見えました。   

ツルフジバカマ

センニンソウ

ジュズダマ

玉湯
ツルフジバカマ
鹿島
センニンソウ
鹿島
ジュズダマ

宇賀橋のたもとに三角点がある。 上部まで埋められた三角点は草に隠れている。

四等三角点(殿町 2.40m)

11:16
市道から橋を渡り、名分丸山古墳群に向かう。
11:17
11:19
峠から右へ上がる。

11:20
階段を上がる。
11:21
頂上はススキと笹に覆われている。
11:22
笹の中に三角点がある。

4個の保護石に囲まれている。四等三角点(峰谷 29.68m)

11:55
中電原子力館の手前から上がる。
11:55
片句大師堂の入口から入る。
11:55
入ってすぐ右の斜面の管理道を上がる。

管理道の階段を上がる。 11:58
マイクロウエーブ施設に上がる。
11:59
施設フェンスの手前に三角点があった。

上部まで埋め込まれた三角点は見つけにくい。 三等三角点(大称津 172.61m)

12:36
谷の奥の溜池を右へ入る。
12:37
林内へ小径が続いている。
12:38

12:49
12:50
開けた鉄塔跡を直進する。
12:57
山へ入ると再び小径が続く。

13:05
13:06
小径を離れ尾根を歩く。
13:10

13:29
小径へ出てきた。
13:32
小径を離れ尾根へ上がる。
13:35
小ピークへ上がる。

13:37
13:39
細い尾根を行く。
13:44
鉄塔巡視路へ合流。

13:46
13:50
県道37号線からの巡視路と合流。
13:50
鉄塔No.6へ上がる。

13:52
鉄塔へ到着。
14:02
ピークを探し鉄塔の奥の藪へ入る。
14:03
林の中に三角点があった。

四等三角点(西谷 170.42m) 鉄塔からの風景


15:20
鉄塔巡視路から入る。
15:22
溜池の堤塘を渡る。
15:25
最初の鉄塔No.15へ到着。

15:26
鉄塔No.16へ向かう。
15:28
歩きやすい巡視路が続く。
15:30

15:33
15:36
15:38
最後の階段を上がる。

15:40
鉄塔No.16へ到着。
15:42
鉄塔からの風景。
15:43
巡視路を先へ進む。

15:45
ピークを回った所から上がる。
15:52
シダの中に三角点がある。

四等三角点(石津 166.19m)




島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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