神堀山〜殿山〜床几山〜花仙山 |
2016年4月2日(土) | 神堀山〜殿山〜床几山〜花仙山 |
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山を歩いていると、黄白色の花が見えました。初めて見るトリガタハンショウヅルのようです。ハンショウヅルに似た形ですが、花の色と萼片の厚みが違っています。 今日は鹿島町の神堀山、殿山へ登ってみようと出かけました。 神堀山はどこから上がるのか、全くわからないので、近くの畑で作業をしておられる方に聞いてみました。「子供の頃にはよく上がっていたが、今では山へ入る人もおらず、道などはない。」とのことでした。取り敢えず道路の脇から山へ向かっている道から入ってみることにしました。 山へ向かうと急な斜面が目の前にあり、少し左の方へ回ってみるが、藪となって行けそうにないので、上に向かうことにしました。垂直と思われるような斜面が続き、足を滑らせると下に転がり落ちそうな感じです。とにかく木々を掴みながら、なんとか尾根筋に上がりました。 尾根筋に上がっても踏み跡らしきものもなく、ナタで枝や細木を払い、木々の下をくぐりながら、上を目指して上がりました。細い木は多くありましたが、刺のある茨が少ないのが幸いでした。木々に囲まれて視界がないので方向感覚がなくなり、一度は逆に進んでしまいました。 頂上付近にコンクリートでできた何かの基礎らしいものがありました。頂上からはほとんど眺望はなく、木々の向こうに朝日山や片句の山が見えるだけでした。 下山時は急斜面を左へ回って少し緩斜面を下りましたが、もっと手前から尾根筋を下れば楽だったかもしれません。次に登ることはないかもしれませんが、南側から登ったほうがいいようです。 上講武の殿山は頂上に鉄塔があり、山を縦走するように鉄塔が並んでいるので、鉄塔巡視路から登れると思います。多久神社を過ぎたあたりで山際に巡視路の入口を示す標識が見えましたが、その前に御的山へ入れる道がないかを探してみることにしました。清水地区の奥へ入ってみると、畑の脇から山へ向けて鉄塔巡視路がありました。ここから上まで上がれるのかどうか、いつか確かめたいと思っています。 先ほど見えた鉄塔巡視路の入口まで帰って、歩き始めるとすぐ道は溜池の脇を通って山へ上がり、1番目の鉄塔No.15がありました。ここからの巡視路は道幅もあり快適な登山道になっています。2番目の鉄塔No.16の近くに三角点があったのですが、探すことを忘れてしまいました。 各ピークからは見晴らしもよく、登山道もしっかりしているのに、ネットに全く登山の情報がないのは、不思議です。山に囲まれて、あまり目立たないのが原因かもしれません。 頂上を過ぎ、鉄塔No18を過ぎると、急な斜面を下りて、谷の小さな流れに沿って歩き、鉄製の橋を渡ると、県道松江島根線に出会います。 島根県内で最低標高の山が床几山です。ところが地理院地図には床几山の標高の標示がありません。地形図には34mの標高点が記載されているようで、また移設された三角点(現在は28.0m)の元の標高が41.4mだったようです。 「堀尾公城地選定の地 床几山」との碑がある公園が床几山としてして親しまれていますが、標高が一番高いのは松徳幼稚園の近くであり、この付近に40mの等高線もあります。 山陰自動車道の宍道湖SAの東にあるのが花仙山で、中腹に林道花仙山線が通っています。林道の峠の手前から山へ向かって新しく遊歩道が作られていました。山頂にもベンチが置かれ、桜が植樹されるなど整備が進んでいるようです。山頂からは宍道湖を一望のもとに見下ろすことができ、素晴らしい景色が広がっています。 |
トリガタハンショウヅル | タムシバ | 島根半島の山々。左から御的山、大平山、 滝空山、澄水山、三坂山、枕木山と続く。 |
恵曇から見た朝日山と経塚山。 | ||
恵曇小学校の奥に神堀山が見える。 | 奥に神堀山の頂上が見える。 | 11:19 道路脇から入ってみる。 |
11:20 畑の跡地のような場所を入る。 | 11:27 垂直に近い斜面を上る。 | 11:30 斜面が続く。 |
11:37 尾根に上がった。 | 11:48 藪の中を行く。 | 11:54 尾根道を上がっていく。 |
12:05 頂上にコンクリート製の物がある。 | 12:09 頂上は眺望はほとんどない。 | 12:48 登ってきたルートを見失う。 |
13:05 急な斜面を下りる。 | 13:10 道路が見えてきた。 | 13:12 下りてきた場所を振り返る。 |
南講武から見た殿山。 | 14:12 鉄塔巡視路入口。 | 14:15 一つ目の鉄塔、 島根原子力幹線No15。 |
14:18 巡視路を上がる。 | 14:20 尾根の三叉路を左へ。 | 14:25 快適な道が続く。 |
14:30 二つ目の鉄塔、No.16。 | 鳥ノ子山が見える。 | 南側のパノラマ。 |
14:41 鉄塔No.17へ、頂上へ向かう。 | 14:45 鞍部へ下り、竹林内を行く。 | 14:52 鉄塔No.17・頂上。 |
14:55 頂上から見た御的山。 | 頂上からのパノラマ。 | 15:05 鞍部へ下り、すぐ斜面を上る。 |
15:08 尾根道を行く。 | 15:11 正面に鉄塔No.18。 | 15:14 鉄塔No.18。 |
15:14 東の山へ鉄塔が続く。 | 15:17 山を下って行く。 | 15:22 下りた場所を振り返る。 |
15:22 橋を渡る。 | 15:23 渡った橋を振り返る。 | 15:24 建物の手前の横へ出てきた。 |
16:51 床几山の公園入口。 | 16:53 床几山公園。 | 17:03 NHK跡、この上が最高地点か。 |
17:53 花仙山、新しく出来た遊歩道。 | 17:59 頂上まで遊歩道が続く。 | 18:04 整備された頂上。 |
18:04 三等三角点、199.7m。 | 頂上からのパノラマ |