多年草 北アメリカ原産。明治初期に渡来し、空き地や道ばたなどにふつうに見られる。茎は太くて赤みを帯び、高さ1〜2mになる。葉は長さ10〜30cmの長楕円形で先はとがる。花序には長い柄があり、果期には垂れ下がる。花は白色でわずかに紅色を帯び、直径5〜6mm。果実は直径約8mmの扁球形で、液果で、黒紫色に熟す。果実をつぶすと紅紫色の汁がでる。花期は6〜9月。(野に咲く花) Flora of North Americaには「stamens (9-)10(-12) in 1 whorl; carpels 6-12」とあり、雄しべ9〜12個、心皮6〜12個があることになる。 学名は、Phytolacca americana ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属 似た花のヤマゴボウは葯が紅紫色で、心皮は8個に離生し果実は分果となる。またマルミノヤマゴボウは分果とならず、果期にも果穂が下に垂れない。 |
▼2018年7月14日 島根 | ▼花弁に見える萼が5個。 | ||
▼雌しべ12個、雄しべ11個がある。 | v花は直径約7mm。 | ▼雌しべ11個、雄しべが12個ある花。 | |
▼花期が進むと花序は長くなり下垂する。 | ▼若い果実。萼、果柄が赤くなる。 | ||
▼茎は赤色を帯びる。 | |||
▼2010年10月6日 美保関 | ▼若い果実。 | |
▼2008年6月8日 枕木山 | ||
▼葉は長さ30cm以上となる。 | ▼高さは1.5m以上になる。 | |
▼2007年8月16日 玉湯 | ||
▼2018年11月20日 干からびた果実 島根 | ▼果実が萎んで種子の形が見える。 | |
▼9個の種子がある。 | ▼果実は直径約8mm、10個の種子がある。 | |
▼種子は直径約3mm。 | ||
▼果実の落ちた長い果序。 | ||
▼2012年10月13日 果実 宍道 | ▼果実は熟すと黒くなる。 | ▼果序は垂れ下がる。 |
▼果実の落ちたあと、萼が残る。 | ▼果軸、果柄、萼は赤くなる。 | ▼果実は直径約1mcm。 |
▼種子は平滑で、直径約3mm。 | ||
▼葉は長さ約13cm。 | ||
▼2006年10月9日 果実は熟すと丸くなる。 東三瓶 | ||
▼2009年6月14日 蕾 宍道 | ||
▼2003年7月26日 忌部高原 | ||
▼2004年6月12日 田和山 | ||
▼2012年7月15日 若い果実 美保関 | ||
▼2012年6月14日 蕾 美保関 | ||
▼2011年6月9日 蕾 佐草 | ||
▼2010年5月15日 玉湯 | ||
▼2012年5月12日 大東 | ||
▼2004年8月1日 若い果実 玉湯 | ▼2003年10月18日 果実 上東川津 | |